データベース『えひめの記憶』
宇和島市
獅子文六(1893~1969)
小説家。演出家。神奈川県横浜市出身。本名岩田豊雄。慶応義塾普通部を経て慶応義塾大学予科へ進むが、中退して演劇を志し、大正11(1922)年、フランスへ遊学、帰国後は近代劇の翻訳や演出を手掛けるなどして新劇の発展に尽力した。昭和12(1937)年、久保田万太郎、岸田國士とともに、劇団「文学座」を結成した。
一方、戦前より獅子文六のペンネームで数多くの小説や随筆を執筆。疎開した妻の郷里、北宇和郡岩松町(現、宇和島市津島町)での生活をもとに書いた代表作『てんやわんや』や『大番』、『自由学校』などのユーモア小説や半自伝小説『娘と私』などを発表し、『娘と私』はNHK朝の連続テレビ小説(初代作品)となった。文六の瑞々しい感性、鋭い批評眼で時代の空気を捉えた文章は高く評価され、流行作家として一世を風靡した。(『愛媛人物博物館~人物博物館展示の愛媛の偉人たち~』より)
【岩松川沿いに建つ文六の句碑】
思ひきや 伊予の涯にて 初蜆(はつしじみ)
①岩松の風景 宇和島市津島町岩松 |
②岩松の町並み 宇和島市津島町岩松 |
③駐車場にある壁画 宇和島市津島町岩松 |
④大畑旅館(小説『てんやわんや』を書いた部屋がある) 宇和島市津島町岩松753 |
⑤岩松川沿いに建つ句碑Ⅰ 宇和島市津島町岩松(宇和島バス営業所前) |
⑥岩松川沿いに建つ句碑Ⅱ 宇和島市津島町岩松(宇和島バス営業所前) |