データベース『えひめの記憶』
宇和島市
藤堂高虎(1556~1630)
宇和島城主。今治城主。近江国犬上郡藤堂(現、滋賀県犬上郡甲良町)出身。初め浅井長政に仕えるが織田信長に浅井家が滅ぼされ、仕官先を転々とした。後に羽柴(豊臣)秀吉の弟の秀長とその子秀保に仕え、中国毛利攻めや賤ヶ岳(しずがたけ)の戦いで勇猛果敢に働き抜群の戦功をあげたが、秀保が若くして没したため、その菩提を弔うため出家して高野山に入った。しかし、その才を惜しんだ秀吉に呼び戻され、伊予国板島(現、宇和島市)7万石の大名となり、朝鮮出兵に参戦した。
秀吉の死後、高虎は、豊臣方の武将に先んじて家康の側に付き、関ヶ原の戦いで大きな戦功をあげて今治城主となり、大阪冬の陣、夏の陣でも徳川方として戦い、伊勢国津藩32万国の大名に上りつめた。
また、宇和島城、大洲城、今治城など多くの城の改修や築城に携わり、その巧みさと城の堅固さから、築城の名手として讃えられた。(『愛媛人物博物館~人物博物館展示の愛媛の偉人たち~』より)
①今治城(1980年再建) 今治市通町3丁目 |
②藤堂高虎像 今治市通町3丁目(今治城天守前) |
③大洲城(2004年再建) 大洲市大洲 |
④宇和島城(1601年完成) 宇和島市丸之内1丁目 |
⑤滋賀県甲良町高虎公園の藤堂高虎像 滋賀県犬上郡甲良町在士(高虎公園) |
⑥高虎公残念石Ⅰ 滋賀県犬上郡甲良町在士(高虎公園) |
⑦高虎公残念石Ⅱ 滋賀県犬上郡甲良町在士(高虎公園) |
⑧藤堂高虎公出生地跡 滋賀県犬上郡甲良町在士 |
⑨藤堂高虎公出生地碑 滋賀県犬上郡甲良町在士 |