データベース『えひめの記憶』
宇和島市
西園寺源透(1864~1947)
郷土史研究家。宇和郡川内村(現、宇和島市)出身。6歳のとき、宇和郡富野川村(現、西予市野村町)の西園寺家に迎えられ、27歳のとき、合併して新たにできた中筋村(現、西予市)の初代村長となった。さらに郡会議員・県会議員などを歴任し、また会社役員なども務め、愛媛の政財界で活躍した。
大正3(1914)年、景浦稚桃(かげうらちとう)らと「伊予史談会」を設立して郷土史の研究に専念し、県内各地をめぐって研究の上で重要な古文書や絵図面などの史料収集に尽力した。それら史料の研究による源透の編著の多くは、県立図書館と、松山大学の富水文庫(ふすいぶんこ)に所蔵され、今なお学界に役立っている。また、その進取的態度は、郷土史研究家の手本になっている。(『愛媛人物博物館~人物博物館展示の愛媛の偉人たち~』より)
①西園寺源透翁顕彰碑Ⅰ 西予市野村町富野川(西予市役所野村支所中筋出張所から西へ1.2km) |
②西園寺源透翁顕彰碑Ⅱ(裏面) 西予市野村町富野川(西予市役所野村支所中筋出張所から西へ1.2km) |
③松前城跡 伊予郡松前町筒井(東レ愛媛工場前) |
④松前城碑(西園寺源透 撰文) 伊予郡松前町筒井(東レ愛媛工場前) |