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八幡浜市

兵頭昌隆(1852~1911)

 初代川之石村長・県会議員・衆議院議員、宇和紡績会社創業者。嘉永5年2月30日、宇和島藩士竹村佐平の長男に生まれ、宇和郡川之石浦(現西宇和郡保内町)の郷士田中孫右衛門の養子に入り、のち資産家兵頭吉蔵の娘婿となった。明治18年3月川之石浦戸長、23年川之石村初代村長に選ばれて村政に尽した。かたわら、19年3月県会議員になり23年10月病気で辞任するまで在職した。党派は改進党に所属していたが、のち自由党に変わり明治27年9月の第4回衆議院議員選挙には同党から推されて第5区から立ち、清水隆徳を破って当選した。31年の第5回衆議院議員選挙では清水静十郎に敗れて落選した。この間、川之石出身の実業家矢野貞興のすすめで20年12月養父吉蔵と共に四国初の紡績会社「宇和紡績」を創業して紡績業界の先覚者となった。晩年は東京に出て商業を営んだ。明治44年3月13日,、59歳で没した。昭和39年4月、川之石橋の東たもとに「兵頭昌隆翁顕彰碑」が建立された。(『愛媛県史 人物』より)

①兵頭昌隆翁顕彰碑Ⅰ

①兵頭昌隆翁顕彰碑Ⅰ

八幡浜市保内町川之石

②兵頭昌隆翁顕彰碑Ⅱ

②兵頭昌隆翁顕彰碑Ⅱ

八幡浜市保内町川之石

③川之石橋と顕彰碑

③川之石橋と顕彰碑

八幡浜市保内町川之石