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伊予市

武智惣五郎(1886~1962)

 南伊予村長として大谷池の開発に尽くした。県会議員。明治19年1月14日伊予郡上三谷村(現伊予市)で生まれた。同40年南伊予村書記になり、収入役・助役を経て大正10年10月村長に就任、15年まで在職、その後昭和4年11月再び村長に返り咲き21年11月までその職にあって村政に尽くした。
 その間、伊予郡購買組合連合会長をはじめ各種産業組合の役員を務め、伊予郡町村会長や全国町村長会理事などに推された。町長として特筆すべき功績は大谷池の開発で、生涯を賭して種々の難関を乗り越え、昭和7年県営事業として工事を開始、戦時下の苦難を克服して20年3月に完成させた。大谷池の堤防には長年の功労とその徳をたたえて頌徳碑が建てられた。昭和15年12月県会議員補欠選挙で議席を得、21年12月まで在職した。党派は民政党に属し、武知勇記を後援した。昭和30年伊予市の発足に伴い、初代の市議会議長として市政の発展を見守った。昭和37年8月30日76歳で没し、伊予小学校の校庭に胸像が建てられた。(『愛媛県史 人物』より)

①武智惣五郎氏頌徳碑

①武智惣五郎氏頌徳碑

伊予市上三谷479-3、大谷タイル

②大谷池記念碑

②大谷池記念碑

伊予市上三谷479-3、大谷タイル

③大谷池

③大谷池

伊予市上三谷479-3、大谷タイル

④大谷池龍王社

④大谷池龍王社

伊予市上三谷479-3、大谷タイル