データベース『えひめの記憶』

えひめの記憶 キーワード検索

松山市

三輪田米山(1821~1908)

 書家。神官。久米郡鷹子村(現、松山市)出身。日尾八幡(ひおはちまん)神社の神官の家に生まれる。本名は常貞。幼名は秀雄。神官の仕事をしながら書を研究する。隠居した時、自社の注連石(しめせき)・神名石(しんめいせき)を書き、名声を不動のものとした。以後、石碑のための揮毫の注文が次々と寄せられ、松山近郊に数多くの石碑が建てられる。
 その書の特徴は型破りともいえる自由な造形と気宇壮大(きうそうだい)な空間感覚にある。豪放無欲な性格で、酒を好み、斗酒なお辞せず、酒至って後、筆をとったと言われる。(『愛媛人物博物館~人物博物館展示の愛媛の偉人たち~』より)

【追記】
 三輪田米山墓所:浄土寺(松山市鷹子町)

①日尾八幡神社

①日尾八幡神社

松山市鷹子町894

②米山書による神名木額

②米山書による神名木額

松山市鷹子町894

③神名石

③神名石

松山市鷹子町894

④注連石「魚躍」

④注連石「魚躍」

松山市鷹子町894

⑤注連石「鳥舞」

⑤注連石「鳥舞」

松山市鷹子町894