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新居浜市

大平熊伊曽

   史 跡

 五輪塔群 昭和40年(1965)6月3日 市指定

 五輪塔というのは、大日如来を象徴的に表現したものである。最初は成仏を祈願したものであったが、追々と死者の供養を願って菩塔としても造られるようになった。
 当地の五輪塔群は、材質も凝灰岩、砂岩、花崗岩等があり、また梵字のあるものとないものがあり歴史的な時代の変化が偲ばれる。
 金子氏累代の墓石群と推定されているが、石材の運搬経路及び梵字の存在(真言宗との関連から考えられる)は近世にさかのぼる歴史的事情を物語っているのではなかろうか。
 これらは、昭和20年代に大平熊伊曽、上田甚平、両氏によって採掘されたものである。
   新居浜市教育委員会

(五輪塔群の解説板より)

【備考】
・五輪塔群の側に、大平熊伊曽翁之碑が建てられている。
・五輪塔群の奥には金子山福寿谷古戦場跡があり、死者を弔うための祠が建てられている。

①大平熊伊曽翁之碑

①大平熊伊曽翁之碑

新居浜市西の土居町(西の土居公民館付近、別子鉱山鉄道跡沿い)

②五輪塔群

②五輪塔群

新居浜市西の土居町(西の土居公民館付近、別子鉱山鉄道跡沿い)

③金子山福寿谷古戦場跡

③金子山福寿谷古戦場跡

新居浜市西の土居町(西の土居公民館付近、別子鉱山鉄道跡沿い)

④これも祠か?

④これも祠か?

新居浜市西の土居町(西の土居公民館付近、別子鉱山鉄道跡沿い)