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四国中央市

山中時風(1738~1796)

 俳人。庄屋。宇摩郡入野村(現、四国中央市土居町)出身。本名は与一右衛門貞候。山中関卜・錦鳥の息子。11歳のとき松木淡々に入門。淡々は彼を「予州入野村之神童」と称し、拾壱斎時風(じゅういっさいじふう)の号を授ける。句は、『四国紀行』、『放言十百韻』、『五十韻』、『蟋蟀(こおろぎ)巻』などにあるほか、厳島詣の紀行文も残している。父・関卜とともに土居入野を風雅の地として名所入野の顕彰に努め、多くの俳人を招き、土居の風流人として積極的に俳諧活動を続けた。(『愛媛人物博物館~人物博物館展示の愛媛の偉人たち~』より)

【土居神社の句碑】
句碑Ⅰ 唯何と ありがとふふる 花の雨

句碑Ⅱ 打むれて すみれ摘みつゝ なかき日も 入野のはらに くらすもろ人

①土居神社の句碑Ⅰ

①土居神社の句碑Ⅰ

四国中央市土居町入野174-1

②土居神社の句碑Ⅱ

②土居神社の句碑Ⅱ

四国中央市土居町入野174-1