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柳谷村誌

第三節 教育行政の歩み

昭和二七年度
 ○柳谷村教育委員会会議規則・柳谷村教育委員会傍聴人規則・柳谷村
教育委員会公告式規則・柳谷村教育委員会事務局組織規程などの制定。
○二七年一一月一〇日上浮穴郡地方教育委員会協議会の結成。○学校視
察。○教職員の人事。○校長の説明をきき教育予算編成。
昭和二八年度
 ○教職員人事の事後対策。○今村茂清を教青長事務取扱いに任命。○
西谷青年学級の開設、婦人会映画会への補助。○優良社会教育施設視察
(宇和町・野村町・魚成村)。○学校予算配分。○社会教育のあり方検
討。○西谷母親学校開設。○柳谷村教育協議会の開催(民主団体の団長・
学識経験者)。○社会教育先進地として川瀬村視察。○第一六回国会で
地方自治法の一部改正(助役は昭和二九年三月三一日まで教育長を兼任
することができる)により、永井栄澄助役を教育長に任命。○柳一校の
放送設備。○委員長高岸勝繁、副委員長土居通保選任。○社会教育振興
のために社会教育委員二一名選任。○学校視察と要望対策。○年度末人
事の県教委対策。○教育予算編成。○教職員人事等。
昭和二九年度
 ○昭和二九年度柳谷村婦人学級運営計画。○昭和二八年度西谷青年学
級運営事業報告並びに二九年度運営計画。○学校予算配分。○各学級主
事の任命。○各学校視察。○教育予算編成。教職員人事等。
昭和三〇年度
 ○委員長伊藤幾太郎、副委員長土居通保を選任。○永井栄澄教育長辞
任。○政木茂十郎助役を教育長に任命。○敬老会に村費補助開始。○久
主小学校(中津小学校)、久主中学校(中津中学校)の校名変更。○西
谷小学校の統合議決。○中津小学校鉢分校の通学区変更について、一部
に反対があり、再三接渉してついに教育委員会法第四九条一により廃止
することを議決。○教育予算編成。○教職員人事。○教育長政木茂十郎
退職。○助役永井栄澄を教育長に任命。
昭和三一年度
 ○鉢分校廃止に伴う備品措置。○残存備品の地元青年会払下げ。○学
校営繕。○柳井川中学校災害復旧工事完成。○九月二九日、最終委員会
で永井村長より教育行政への尽力に対するお礼の挨拶。○公選制委員伊
藤幾太郎、土居通保、中村秀儀、近澤政弘任期満了。○三一年一〇月一
日、新教育委員が任命され発足する。○勤務評定に関する問題。○柳谷
村公立学校管理規則の制定。○教職員人事。
昭和三二年度
 ○社会教育主事の設置。○西谷中学校表石垣崩壌。○西谷小学校建築
起工。○教職員勤務評定。○落出定時制高校閉校(三三・三・二〇)。
昭和三三年度
 ○柳井川中学校長小坂邦満の学校葬。○柳谷第二小学校・名荷分校・
古味分校を統合し西谷小学校に改称開校。
昭和三四年度
 ○五月二六日、山本豊繁、一ノ宮照昌教育委員に就任。○三七年度よ
り職業家庭科が技術家庭科となり、種々設備の新設が伴うことから中学
校統合問題が表面化する。○教育予算編成。○教職員人事。
昭和三五年度
 ○四月一七日、文教委員、教育委員会合同会議で、中学校統合問題に
つき種々協議の末、四月一〇日頃柳井川中学校において、各種役員等の
集合を願い、一般の意見を聞いて統合の進行をはかることになる。○年
次計画で技術科備品を購入する本年度割当を各校一五万円程度とする。
○伊藤幾太郎委員長辞任。一ノ宮照昌委員長就任(五・六)。○一〇月
一日、新教育委員に石村重、鈴木幸栄就任。○教育長に鈴木幸栄選任。
委員長に石村重選任。○一〇月二〇日、事務局学校教育係に大崎明発令。
○愛媛新聞に「票は考える」の記事が載り問題化し、教育委員会対策に
苦慮する。○中学校統合に関する決議。○中学校統合に関する要望書議
決。○教育委員と中津地区代表者との懇談会。○村三役と教育委員との
協議で意志の統一。○柳谷村立三中学校の廃止、柳谷村立柳谷中学校の
設置を議決。○中学校の名目統合に伴い、現行三中学校を分室として、
校長は柳井川分室におき、適宜、西谷、中津を巡回させることをきめる。
○中学校入学式の取扱い。○中津地区陳情団、高知県側との統合を提示。
昭和三六年度
 ○四月六日、各小、中学校の入学式に出席者の割振り。○中津地区代
表者との懇談による教育委員会の回答。一、今までの議決を白紙にかえ
すことはできない。二、高知県側との組合立は誠意を以って研究する。
三、同盟休校は絶対にさけてもらいたい。○四月八日、中津分室の入学
式は出席生徒一名で流れる。○その対策のための教育委員会議に中津地
区陳情団押しかけ役場事務所満員となる。○ひとまず、落出公会堂に待
機させ、緊急村議会と教育委員会を平行して開会し対策を協議。○教育
委員会は、議会の既定方針変更の雲行きに、教育委員の辞表をとりまと
める。○既定方針を貫くべき決議書を村長、議長あて提出する。○六月
二三日、中津分室と仁淀中学校との統合について検討。○柳谷統合中学
校建築促進の検討。○日吉中学校視察。○保育料五〇円を一〇〇円に増
額。○五段高原学術調査。
昭和三七年度
 ○柳谷中学校敷地工事起工。○県観光課県立自然公園指定のため、大
川嶺、木地、八釜、黒川渓谷等の調査に社教主事同行。○へき地保育所
開設。○鈴木教育長病気入院。○森社会教育主事教育長職務代行。
(三八年に入って、鈴木教育長一時帰村職務執行するが再入院。五月鈴
木教育長病没。五月九日落出公会堂にて鈴木幸栄教育長の村葬。六月二
五日森一久、教育委員に選任され、翌二六日教育長候補者に選任。七月
一日教育長に就任する)。
昭和三八年度
 教青基本方針及び重点施策
 基本構想
 昨年度からの継続事業であった柳谷統合中学校の建築が、今年度途中
において、第二次計画までが一応完成される運びである。この事業は、
名実共に村の浮沈をかけた大事業であり、それだけに教青に寄せる村理
事者をはじめ、議会、村民の期待は大きなものがある。したがって、年
度中途において実質統合を実施しなければならないが、その前後におい
て学力その他の面で、多少の混乱と犠牲の伴うことも予想される。行政
と現場の責任において、最善の努力を惜しむことなく、最低の犠牲で最
大の努力をはらわねばならない。
 続いては、柳井川小学校の一部移転ということが課題であり、これに
ついても充分考慮して、最善の策が講ぜられなければならない。
 これらの一連した事業に関連して、寄宿舎、通学、給食、特別施設、
柳井川、大成保育園等懸案が山積しており、村財政の関係もあるので、
一時的解決をはかることは困難とも思われるので、年次計画を以ってこ
れから整備をするべく、方策を講ずる必要があろう。これらの大事業の
遂行の年に当たって、多分にエネルギーが消耗されると思われるが、学
力の問題については、一日もゆるがせにできないことであって、これが
向上対策についても真剣にとりくまなければならないことである。
 ともかく、今年度は中学校をスムーズに統合すること、柳井川小の移
転を完了することを契機として、村の全村教育体制が確立されるべく、
住民の和合と理解を助長して、挙村一致の村づくり即人づくり体制が生
まれ、教育の効果が高められる条件整備の出来るように、教育委員会は
他の機関ともはかり、一体となって努力を集中するものである。
一 基木方針―教育基本法の精神を生かし、柳谷村に実現することを理
 想とし、村民すべての英知を結集して、積重ねていくことをはかる。
二 努力目標 (1)全村教育の体制をつくることにつとめる。
       (2)教育条件を整備することにつとめる。 
       (3)すべての和合をはかることにつとめる。
三 重点施策
(一) 挙村一致の教育体制の確立 
住民の和合と理解につとめる。
  学校教育、社会教育による協力体制の促進につとめる。
(二) 柳谷中学校統合の実施  
    中学校統合諮問委員会を設置する。
  移転実施に当り計画性を発揮する。
(三) 中学校施設・設備の充実 
     恒久的施設について整備計画を樹立する。
 新教育に即応する設備をはかる。
(四) 中学校寄宿舎及び通学対策の措置 
     寄宿舎設置と運営の適正をはかる。
 通学費の適正と事故防止対策を講ずる。
(五) 学校給食の完全実施
   PTAの啓蒙をはかる。
   総合的計画を設定する。
 (六) 柳井川小学校の一部移転と整備  
     学校管理・運営の適正をはかる。
 恒久的整備の計画化をはかる。
(七) 学力向上対策
    校内研修を助長する。
   地域差をなくすることにつとめる。
(八) 社会教育の条件整備         
   社会教育機構の確立をはかる。
  社会教育施設の整備をはかる。
(九) 各機関連絡調整 
一般行政との連絡を密にする。
     学校その他の機関との連絡につとめる。
(十) 教育行政資料の整備 
中学校統合に関する資料を作成し保存する。            
柳谷村教育白書を作成する。
昭和三九年度
 現状と課題
 昨年度末において中学校の落成式が挙行され、第一期工事本館、第二
期工事普通教室、第三期工事寄宿舎が完成して、ここに中学校三分室か
らの移転を終って実質統合は完了した。そして、これに伴う柳井川小学
校の一部移転、柳井川・大成保育園等の一連の移転となり、幼児教育か
ら中学校教育までの、一応の基本的条件が整えられたことになったので
ある。
 次にこれらの基盤の上に、今年度はさらに中学校特別教室、鉄筋コン
クリート二階建一棟、木造建一棟の建築が第四期工事として計画され、
この施工がなければ、中学校の本領を発揮できない現状である。次いで、
これらの事業の完成を待って、学校給食の完全実施の解決に迫られるが、
財政的に困難である今日、これが打解のためにより英知と努力が結集さ
れなければならない。
 特に中学校においては、今年度は実質統合第一年の年でもあり、すべ
てが未知数であるが故に、あらゆる機関、住民から多大の期待が寄せら
れているので、これら村民の付託に応えるために、寄宿舎運営・バスそ
の他の通学対策は勿論、建設途上の施設・設備の不備の中で、統合中学
校の実力を発揮するために、行政と学校・PTAの三者が一体となって、
最善策の推進を図らねばならない。
 小学校においては、中学校で一緒になる児童の地域差を生じないため
に、ただ一校のセクトにおちいることなく、柳谷村という全一的視点に
立って、本村教育向上を目標に一段と連絡提携を密にして、小学校の特
色と本領が発揮されなければならない。
 教育の全領域に亘り、中学校建築の継続事業に伴う財政的シワ寄せが、
教育活動全般に及ぶことも免れないので、現在の施設設備をさらに創意
と工夫、英知を働かせて活用をはかり、今年度投下する経費については、
慎重の上にも慎重を期して投資の効力を十二分に発揮するよう、より重
点的に、より効果的に意を用いて、その効率の倍増を図ることが強く要
請される。
 昨年度は各方面に亘り、大事業の連続であって、各面に役割分担を果
たしてきたが、中でも担当者各位の努力による「教育白書」をものにす
ることが出来たことは、本村教育の現状をとらえ将来を展望する上に、
大きな役割りを果たすものと思われるので、これを足がかりとした長期
的・教育向上の計画化が望まれる。
 ともかく昨年度は、中学校実質統合の完全実施ムードに明け暮れたが、
今年はさらに意を新たにして、住民の沈滞感の中に、新しい村づくりに
即応する人づくりの新気風を呼び起して、社会教育、学校教育の全領域
に亘り、新年度の事業と教育的課題に向って、住民の理解と協力を求め
つつ、他の機関とも相はかって、本村教育の向上のために一段の努力と
決意を要する。
 一 基本方針ー本村の教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及
び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価
値をたっとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充
ちた心身ともに健康な住民の育成を期して、本村の生
産福祉の村づくりに即応する人づくりに、すべての英
知と努力を結集してこれが具現にまい進する。
 二 努力目標 (一)教育条件の整備につとめる。
(二)すべての和合と協力をはかることにつとめる。
        (三)教育行政の合理化につとめる。
 三 重点施策
(一)教育行政の合理化  
  イ、事務改善による能率増進  
ロ、設備投資の効率化をはかる。  
ハ、委員・職員の研修         
(二)学力の向上対策 
    イ、教育研究の助成をする。  
ロ、学校図書の充実をはかる。
  ハ、視聴覚教育を振興する。
  (三)学校給食の完全実施  
    イ、給食実施研究機関の設置。  
ロ、給食センターの施設・設備の完備。
    ハ、他機関との連携。  
ニ、先進地の視察。
(四)学校施設と設備の整備  
    イ、学校美化運動を展開する。  
ロ、施設・設備を整備し、活用を多様化する。  
ハ、新設校舎の造成を促進する。      
(五)通学安全対策 
    イ、交通安全指導の徹底。     
ロ、通学安全対策協議会の開催。
  (六)社会教育の条件整備 
    イ、社会教育活動の小集団化をはかる。    
ロ、部落公民館の組織を整備する。
昭和四〇年度
 教育の使命
 政治・経済・技術・社会構造が近代化し合理化され、高度成長をする
につれて、〝人間疎外〟の現象が伴う。このことは、克服することが困
難な宿命的なものである。しかし、〝人間疎外〟を宿命としてあきらめ
ることは、〝人間危機〟を認めながら、失われる主体性・人間性をあき
らめることであり、人間として大変な事態である。教育にこの〝人間疎
外〟を無視した営みがあるとすれば、将来に人間性を喪失したことから
生ずる重大な結果をまねくことが予想される。教育は、今こそこの重大
な課題に目覚め〝人間疎外〟を克服する営みに英知をかたむけ、実践す
べきであろう。
 今日の政治情勢では、経済開発によって生じたアンバランスを是正す
る施策として、社会開発の政策がすすめられようとしている。それは経
済開発に要する人間能力を直接的に開発することを意味する。もちろん、
人間能力の開発がなければ、すべての発展が望めないのであるから、教
育はこの要請を受け止め、これに応えなければならない。しかし、商品
生産の増大がもたらす〝人間疎外〟の現象に着目する時、教育は人間能
力を開発すると共に、人間性を高めることに、より以上の使命感を持つ
のでなければ、現状に埋没してしまって、自らの方向すら見失うことに
なろう。
 本村においては、これらの情勢の中で、どのような激動期にも耐え得
る、ど性骨のある人づくりにとり組もうとしている。ただ単に、生産手
段としての人づくりのみでなくして、豊かな人間性の持主としての、主
体性のある人づくりである。
 現状と課題
 教育行政
 教育行政では、教育の物的条件の整備にもっとも意を用い、政治力を
発揮しなければならない。しかし、村の現状として年次の開発投資が行
われ、そのため財政上の困難に立ち至っている今日、一人教育のみのわ
がままは許されないので、既設の条件を万度に活用して、教育の効果を
挙げるべく、創憲と工夫をしなければならない。
 現状分析や、問題を掘り下げて課題発見をし、その解決に向うことも
もちろん必要である。しかし、そのために身近かな、身辺だけのことに
とらわれて、大局を見失うことは重大である。特に巨視的視点で事象を
とらえ、教育の長期計画化をはかり、年々の積重ねも必要であろう。
 学校教育
 学校教育では、今年度より学校給食がはじまるが、安易な受入れでな
く、村の投資と保護者の負担が、本当に活かされるよう、現状における
給食指導を徹底して期待に応えるべきであろう。
 人間能力を開発すると共に、人間性を高めるもっとも素朴な方法とし
ては〝読書指導〟が考えられる。〝読書指導〟のためには、学校図書館
が拠点とならなければならない。目下の急務はその拠点づくりであるが、
学校図書館の役割りを各人が認識し、総力を挙げてこれが充実と拡大を
はかるべきであろう。
 社会教育
 村では今年度より農業林業構造改善事業に取り組もうとしている。そ
れには住民の自覚とよりよい協力が必要である。村がこの事業をすすめ
るに当たり、社会教育への要請は〝社会的知性の開発〟であろう。住民
の豊かなくらしを築くためには、他人と協力し他人と正しい関係にはい
ることによって、真の自己を実現し、よい社会生活を営むことができる
ような知性、そのような知性を開発することが、今日村の社会教育に課
せられた課題であろう。
 人口は減少するが、所得の増大はのぞみがうすい。現状からの問題は
多大である。経済合理主義はますます徹底し、人はエゴイストになり、
ますます孤立化の傾向にある。このような中で社会教育の果たす役割り
は何であろうか。村の理想像・未来像を求めるために、住民の英知をい
かに結集するかにある。そのことを住民に意識させ、希望のある活動を
展開することが期待される。
 一 基本方針
  一 本村の教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の
形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたっとび、勤労
と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な村民を育
成する。
  二 本村の生産福祉の村づくりに即応する人づくりに、すべての英
知と努力を結集して、教育の目的達成に邁進する。
 二 重点目標
  一 より多くの進学。 二 より多くの読書。 三 態度で示す。
三 重点施策
一 教育行政の合理化 
イ、事務改善による能率増進ー○事務局における改善の研究。 
○学校事務改善の研究。
ロ、設備投資の効率化ー○一般備品購入の制限。 
○教材・教具の重点的購入。
ハ、委員、職員の研修ー○機会の活用。  
○自主研修の奨励。
  二 学力の向上対策   
イ 教員研修の助成ー○研修機会の効果的参加。  
○自己研究への助成
            ○自主研修の奨励         
ロ 学校図書館の充実ー○村費購入による充実。  
○県費補助の要請。
             ○児童・生徒の読書指導の徹底。   
○学校へ図書を贈る運動の推進。
ハ、視聴覚教育の振興ー○視聴覚教育への助成。  
○視聴覚教育審議会の設置。
三 学校給食の実施  
イ、学校給食センター運営上の適正ー○運営の指導監督。  
○給食費徴収の適正。  
  ロ、給食指導の徹底ー○学校別指導計画の作成。  
○児童・生徒及び保護者の理解。
  ハ、給食運営委員会の設置ー○運営委員の委嘱。    
○定期委員会の開催     
四 学校施設と設備の完全活用   
イ、施設の定期点検ー○施設の不備・改善につき定期診断。   
○施設管理上の点検。
ロ、備品の点検ー○備品管理の点検。  
○備品活用の点検。
ハ、教材・教具の合理的活用ー○教材・教具の自作奨励。  
○合理的活用の研究。 
五 通学安全対策  
イ、交通安金指導の徹底ー○学校別指導の徹底。  
○可能範囲の行事参加。 
○保護者の理解。
ロ、中学校通学時間の適正化ー○バス時間の適正化。  
○国鉄との連絡提携。
ハ、冬期通学対策ー○冬期通学対策の事前措置。  
○非常事態の適要。
            ○事後の適正措置。
  六 社会教育活動の育成
   イ、農林業後継者の育成。 ロ、婦人教育の振興。  
   ハ、愛護班の育成。  ニ、親子二〇分間読書運動の推進。
昭和四一年度 
 教育の使命
 今日の社会には実利主義の考えが濃厚に支配している。その一面は学
歴偏重、年功序列体制あるいはホワイト・カラー万能主義の現象にも見
られる。それらは教育に対する社会の要請となって、今日の教育を困難
に至らしめている。教育は社会の動きと無関係ではなく、むしろ社会現
象の中の一つとしてとらえるべきであろう。しかし、それは教育が社会
現象や現実と密着して同じ方向を指向していいということではない。教
育がつねに密着すべきは理想である。教育はたえず理想に向って立脚す
べきであろう。
 今日のわれわれは、物質文明の華やかさに幻惑されて、精神文化の面
をおろそかにしはしなかっただろうか。人間の尊厳に根ざす理想の追求
などは、物質文明のかげに萎縮し去ったのであろうか。世界の人類がひ
としく平和を願いながら、しかも今日ひしひしと迫る危機感におびえな
ければならないのは、どうしたことであろう。物質文明によって喪失さ
れていく人間性の回復のために、今日のわれわれは精神の復興をなしと
げなければならない。精神の復興によって、人間は倫理的な行動が最高
の真理であり、最高の実利主義であることを知るべきであろう。
 「教育は、教育者の夢を、新しい生命の上に描く無償の行為である。」
とも考えられる。「無償の行為」にこそ教育の尊厳がある。それだけに
師弟の関係は難しい。「みだりに人の師となるべからず、みだりに人を
師とするべからず」といわれる所以である。教育の秘密こそはこの師弟
の関係にあると思われる。人と人。師と弟子。それは当然人間として結
ばれたものであり、その根本は愛である。愛とは凝視の能力である。相
手の心の中からその運命までをみつめ通したいと願う心とも言える。こ
の凝視の永続性こそ最高の愛である。今日の教育にこそ、真の教育愛が
求められるのではなかろうか。
 今日の教育の一面には、能力の開発がある。人間を育てるべきはずの
教育は、ただ知識の断片をら列する記憶主義の教育に止まらず、能力開
発への頭脳訓練による、基礎的能力を育成する方策も必要であろう。人
間尊重の教育は、ひとりひとりを徹底的に鍛えあげて、能力を開発して
やることだ。学校を出ても使いものにならない教育がなされているとす
れば、教育界の恥と知るべきであろう。ひとりひとりの能力を大切にす
る教育も一つの使命であろう。
 現状と課題
 教育総務
 教育への要求は年々たかまっている。その要求を充たすには教育の条
件整備が基本となる。人的な条件では県教委の格別の配慮にもかかわら
ず、年々の児童・生徒減により縮少の一途をたどっている。物的条件で
は要求に添うべく年々努力をそそいできたが、今なお要求に充たないの
が現状である。今年も限られた予算で、最大の効果を発揮するべく、条
件整備には全能力を傾注すべきである。
 教育に関する事務量は、年々増大しているにもかかわらず、事務局組
織の拡大は財政的に困難である。ついては、現有組織における事務内容
を完全掌握すると共に、より研究を深めて合理化につとめ、能率向上を
図らなければ停滞におちいるおそれがある。
 教育委員会の責務は、本村教育のかかえる教育上の、人・物・金・内
容等の問題解決に努力することにある。そのためには、調査研究による
実態は握の上に、委員会における十二分の討議がなされるべきであろう。
本村教育の効果は、一人行政の力のみでは期し難く、教育現場と和合提
携し、その意図するところを住民にも周知徹底して、三者一体の協力体
制により、本村教育の向上にまい進すべきであろう。
 学校教育
 各学校ともによくまとまり、教育に真剣にとり組んで、日夜努力せら
れていることは、村民もよく認めるところである。しかしながら、まだ
どの学枚にも、その学校独自の特色が発揮されていない現状である。今
年を契機に学校内部での研究討議による意志の統一をはかって、その特
色を目にもの見せることが期待される。
 今年三月「視聴覚教育審議会」より答申がなされた。学習活動を促進
し、理解を容易ならしめるためには、教具等の原械化がなされるべきで
あり、村として最大の努力を傾けるが、現状では直ちに解決には至り難
いので、教師の創意工夫に俟つべきところが大きい。今年の重点は、答
申の意志を尊重して、「学校図書館ならびに視聴覚教育」の充実と振典
に、学校全体で検討吟味を加え、教師の全能力を挙げて学校施設・設備
の高度活用が要請される。
 本村の学力については、これが向上のために調査分析に検討を加えて、
努力する必要がある。学力については、正確な知識がなければ、実は創
造力もヘチマもないのである。学力は個人の能力を開発してやることで
あり、学校教育が背を向けることの出来ないものである。学力に結びつ
けてテストについてもいろいろ論議されるが、テストは子どもたちが教
えられたことを、どこまで理解したかを調べることにある。教師はそれ
を知って教え方を工夫する。問題はテストによって、子どもたちの持っ
ている何を測定したか、何を測定しなかったかを知ることであろう。学
力に結びつけて、市販の安もの、貸りものテストが安易にくりかえされ、
機械的に惰することは工夫を要する。
 社会教育
 国道三三号線改修工事や、災害復旧工事の労働力の動員が、直接的要
因となって、社会教育は沈滞の一年を経過した。そのような中で婦人会
は、その組織力に物を言わせて、細々ながらも活動を続け、県大会に中
予地区代表として、その実績を発表し注目されている。PTAにおいて
も、地元での郡大会を契機に、父兄の多忙の中で地道な活動を続けてき
た。その他の対象からは、社会教育が閉ざされているのが現状である。
 村民の経済をうるおした国道改修工事は、今年一年の見とおしである。
村内全般の預金高が上昇していることは、これらの要因によるものと思
われるが、この一年を過ぎた後の村民の経済の動向をどこに求めるかと
いうことは、大きな課題である。社会教育はこれらの洞察の上に立って、
関係者とも英知を集め、村民が村に生きぬく体制と足場固めにつとめる
べきである。
 一部の堅実な生産者を除いて、大方の面では保護政策に期待するとこ
ろが大きくて、経営は安易に流れ、場当りの経済導入によってあがなう
など、生産の主体性が失われつつある。消費の面では、商社の販売戦略、
戦術のおもむくまま、計画なしの消費が増大し、消費の主体性が失われ
ている。いずれにしても生活者から、主体性が失われっつあることは重
大なことであり、社会教育はこの面を切り口として、教育活動に息吹き
をよみがえらすべきであろう。
 重点目標
 総務
 (一)事務局の合理化ー○担当事務の完全掌握。  
           ○事務の簡素化と能率向上。  
           ○職員の研修。
(二)教青委員会運営の充実ー○定期会合の実施。  
○学校計画訪問の実施。
              ○教育施策の研究。  
○委員の研修。
(三)調査・統計の整備ー○全国小・中学校学力調査の実施。  
○指定統計その他の調査の実施。
            ○教育年報の作成。  
○調査・統計資料の整理と活用。
(四)学校の施設・設備の整備充実ー○学校施設の定期診断。  
○学校営繕事業年次計画の実施。
    ○学校設備の計画的実施。  
○備品調査の実施。
                 ○教材・教具の合理的活用。
学校教育
(一)人間教育の徹底ー○人間愛の教育実践。
   ○鍛練の教育実践。
  ○徹個の教育実践。
 (二)学力の充実ー○読解力を養う。
  ○教材の研究。
  ○機械・器具・資料等の駆使と活用。
         ○授業時間の尊重。
 (三)科学技術教育の振興ー○理科・技術・家庭科室の充実と活用。
   ○科学技術教育研究奨励校の設置。
             ○児童・生徒の科学研究作品の奨励。
 (四)情操教育の推進ー○音楽・図工・美術等の奨励校の設置。
           ○施設・設備の充実研究。
           ○各種美術展への積極的参加奨励。
           ○郡音楽発表会参加奨励。
 (五)健康教育と安全教育の徹底ー○体育奨励校の設置。
                ○中学校体育後援会結成の促進。
                ○安全通学の指導と対策。
 (六)進路指導の充実ー○進路指導の徹底。
           ○より多くの適性進学。
           ○よりよい適性就職。
           ○村奨学制度の研究。
 (七)郷土教育の推進ー○郷土教育資料の作成。
           ○郷土教育資料の収集。
 (八)学校図書館教育ならびに学校視聴覚教育の充実ー
           ○施設・設備の整備。  
           ○研究奨励校の設置。
           ○読書指導の徹底。
           ○視聴覚教材活用の徹底。
 (九)幼児教育の充実ー○幼児教育連絡協議会の開催。
           ○幼児教育研究会の開催。
           ○保母連絡会の開催。
           ○保母研修会の参加。
 (十)教員の研修ー○校内研究会の奨励。  
         ○研修機会への効果的参加。   
         ○自己研修の奨励。
         ○村教育研究大会の開催。
 社会教育
 (一)総合社会教育の推進ー○総合社会教育計画を作成する。  
             ○総合体制を確立するため地区公民館活動を強化する。
             ○社会教育関係職員の研修を深め能力をたかめる。
 (二)社会教育団体の育成と活動促進ー○青年団の組織化をはかる。
                  ○婦人会組織の強化と適正な運営を指導する。
                  ○指導者の研修と養成につとめる。
 (三)家庭教育の振興ー○家庭教育学級の充実をはかる。
           ○愛護班活動を強化し家庭教育の実践につとめる。
 (四)読書活動の推進ー○親子二〇分間読書運動を推進する。
           ○学校図書館の充実と活用につとめる。
           ○読書グループを育成する。
 (五)農業後継者を育成するー○農業後継者対策協議会の育成。
              ○後継者育成計画推進への協調をはかる。
 保健体育
 (一)学校保健管理指導ー○学校保健計画と巡回指導。   
            ○保健室管理の適正。
            ○学校保健協会の指導育成。   
            ○学校環境衛生の研究と環境美化の奨励。
 (二)学校給食の充実ー○学校給食指導の徹底。
           ○学校給食センターの適正運営。
           ○給食の栄養内容の向上。
           ○学校給食衛生管理の徹底。
 (三)学校体育の振興ー○中学校体育後援会の育成。
           ○村内体育大会の実施。
           ○郡体育大会参加の奨励。
 (四)社会体育の振興ー○体育指導委員の研修。
           ○野外活動の奨励と指導。
           ○村民祭の開催。
           ○ソフトボール大会の開催゜
昭和四二年度
 基本構想
 一 主体的学習
 真に自主的・自律的な人間を育てようとするならば、教育の客体をし
て同時に教育の主体たらしめなければならない。そのような教育形態、
学習形態の中で、はじめて自主的に自己を変革する人間が出てくるので
ある。受動的学習観を克服しないかぎり、意図的な自己形成は困難であ
る。
 二 教育者の自己革新
 教育者のもっとも恐れねばならないことは怠惰であり、惰性は警戒を
要することであろう。ひたすら文化遺産を伝承するのみでは機械的に過
ぎよう。人問の木質は「創造の喜びを体得する」ことである。単に知識
や技術の獲得ばかりでなく、人間の心情をこやし、ふとらせることに努
めたい。豊かな人間のみが豊かな教育を成し得るのである。
 三 文化活動
 村を創造する文化活動を求める。村を創造する者は理想的主体性をも
つ人間であり、そのような人間教育の基盤を読書活動におくのである。
教育作用は、「文化遺産の伝達作用」があり、また伝達された文化を形
成するために必要なもの、すなわち未来の生活に対する態度・感情・行
為を形成する「生活態度形成の作用」がある。そういう精神的風土で培
われた人間から創造性は発揮され、村の文化は生産されていく。その可
能性をひき出していく活動、それを学校教育、社会教育に求めるのであ
る。
 重点施策
 総務
 (一)事務局の合理化ー〇担当事務を完全掌握する。
           ○事務改善を実践する。
           ○職員研修をする。
 (二)教育委員会運営の充実ー○会議の内容を充実する。
              ○学校の計画訪問をする。
              ○教育施策を研究する。
              ○委員研修をする。
 (三)調査・統計資料の整備ー○指定統計調査の実施と活用。
              ○教育年報を作成する。
              ○統計資料を整理保存して活用する。
 (四)教育施設・設備の整備充実ー○教育施設を定期診断する。
                ○教育施設営繕事業を年次計画化する。
                ○教育設備を計画的に充実する。
 学校教育
 他人のおもわくや、意見にふりまわされたり、習慣に惰する人間でな
く、他人と協調しながら、自分自身で物を考え、主体者として、学習課
題を発見し、それを解決しようとする人間、自ら文化を創造する理想的
主体性のある人間教育を目標とする。
 (一)人間教育ー○愛情ある教育。
        ○鍛練する教育。
        ○個に徹する教育。
 (二)能力の開発ー○創造的教師。 
         ○児童・生徒の主体的学習。
 (三)学校図書館教育の充実ー○読書指導を徹底する。 
              ○施設・設備を充実整備する。
              ○読書感想文を奨励する。
              ○貸出文庫を活用する。
 (四)視聴覚教育の振興ー○視聴覚教育の啓発。
            ○施設・設備を改善整備する。
            ○教材・教具・資料等の整備と活用。
 (五)科学技術教育の振興ー○理科・技術・家庭科教室を改善充実する。
             ○児童・生徒の科学研究作品を奨励する。
             ○科学技術教育の条件整備をはかる。
 (六)情操教育の推進ー○各種の美術展参加を奨励する。
           ○学校行事の創造的企画。
           ○郡音楽発表会の参加を奨励する。
 (七)健康教育と安全教育の徹底ー○健康教育の奨励。
                ○安全通学の指導を徹底する。
 (八)進路指導の徹底ー○適性進学の指導。  
           ○適性就職の指導。
           ○進路開発と啓蒙。
 (九)郷土教育の推進ー○郷土教育資料の収集と整備。
 (十)教員研修の刷新充実ー○校内研究会の奨励。
             ○研修機会への主体的参加。
             ○自己革新の研修。
 社会教育
 村在住の生活者は、村の中に自らの運命を開拓していくか、それとも
別天地に運命をゆだねるかの岐路にある。しかし、村に生活者が存在す
る限り、その生活者を対象に理想的主体性のある人間を求めて主体的学
習を喚起する。生活者が、現代社会にふさわしい「生活様式」をうちた
てるためには、そういう生活表現の出来得る「正しい生活態度」が確立
されねばならない。この課題をめざしての学習活動が社会教育に求めら
れるのである。
 (一)青年教育ー○青年団組織の拡充と役員の研修、養成につとめる。
       ○青年学級の開設。
        ○農林業後継者の育成。
 (二)婦人教育ー○役員の研修と養成につとめ、婦人会と婦人学級の自主的な運営を指導する。
        ○学習活動参加者の拡大と婦人会々員意識の高揚をはかる。
 (三)成人教育ー○家庭教育学級の充実と愛護班活動の促進。
        ○あらゆる機会を通じ学習し実践する村民の育成につとめ、主体的な生活態度を培う。
 (四)公民館活動ー○地区公民館活動の充実強化につとめる。
         ○公民館関係者の研修を深める。
         ○地区公民館を中心に産業教育を推進する。
 (五)幼児教育ー○幼児教育の連絡調整。  
        ○家庭保育の研究と実践。
        ○集合保育の研究と実践。
        ○保母の質的向上をはかる。
        ○幼児給食指導の適正。
 (六)読書活動ー○親子読書運動の推進。
        ○県立図書館自動車文庫の利用と読書グループの育成。
        ○学校図書館の充実と活用。
 保健体育
 学校教育の基盤は、児童、生徒の健康にあるので、健康と給食と体育
の有機的な連けいと調和により、一層の体力増強をはかる。社会教育で
は、村民の健康増進に留意して、健康な体育、スポーツレクリェーショ
ンを広く村民の生活の中に浸透させ、健康で豊かな村民の育成につとめ
る。
 (一)学校保健の適正管理ーイ 学校保健計画の適正化。
             ロ 学校環境衛生の改善。
 (二)学校給食の充実ーイ 給食の計画的指導。
           ロ 給食センターの適正運営。
           ハ 給食内容の質的改善。
           ニ 給食衛生管理の徹底。
           ホ 保育園給食指導の徹底。
 (三)学校体育の振興ーイ 校内体力づくりの奨励。
           ロ 学校体育行事の充実。
           ハ 村内外体育大会の参加奨励。
 (四)社会体育の振興ーイ 村民体力づくりの奨励。
           ロ 体育指導委員の研修。
           ハ 野外活動の奨励。
           ニ ソフトボール大会の奨励。
           ホ 地区運動会の奨励。 
           へ 村民祭の充実。 
昭和四三年度
 基本目標
 一 人間性に根ざす。
 世の中のすべてが近代化し、経済合理主義がさらに徹底するに及んで、
「人間はそれ自身目的であって他の手段でない」ということが大事であ
り、人間性を尊重したい。真・善・美を豊かに養うことは、「よりよき
もの」へつねに前進し得ることであろう。
 二 主体性に立つ。
 ある行動に際して、行動者のなっとくにおいて行動されるならば、主
体性をもつ行動とされる。人間はすべて、自分が主人公としての立場に
立たせられ自己の判断と行動に責任をもたせるとき、ほんとの意味で主
体的になる。
 三 創造性に向かう。
 文化遺産を継承して、それを基盤にさらに無限の可能性を求めて、文
化の創造または再創造に向かう。
 重点施策
 総務(特色あるものに限る。他は以下省略。)
 (一)教育施設、設備の整備充実ーイ 中学校体育館を建設する。
(二)学校事務職員の設置ーイ 学校事務の教員負担を軽減。   
             ロ 学校事務の系統化の指導。
             ハ 学校事務の適正化の指導。
             ニ 事務職員の研修。             
(三)非常勤学校警備員の設置ーイ 教職員の宿直勤務軽減。  
               ロ 非常勤学校警備員の服務適正の措置。 
               ハ 学校災害の未然防止。
 学校教育
 (一)学習指導の改善ーイ 学習指導の科学的診断。
           ロ 教師の創造的学習指導の奨励。
           ハ 児童、生徒の主体的学習を推進。
 (二)複式学級の充実ーイ 複式学級の研究奨励。  
           ロ 複式学級の対策。
 (三)郷土教育の推進ーイ 後継者教育の対策。
 (四)教員研修の刷新充実ーイ 指導主事招へいによる校内研究の奨励。  
             ロ 教育者の自己革新体制の確立。社会教育
 社会教育
 (一) 幼児教育ーイ 幼児教育の研究奨励。
         ロ 保母研修の充実刷新。
         ハ 家庭教育学級の開設。
 (二)婦人教育ーイ 明日をつくる生活態度の育成。
        ロ 婦人会組織の拡充。
        ハ 婦人会、学級の自主運営の奨励。
        ニ 指導者研修と養成。  
        ホ 生活学習・政治学習の奨励。
 (三)成人教育ーイ 自立農家の育成。 
        ロ 政治学習と生産学習の促進。
        ハ 愛護班活動の促進 
 (四)公民館活動ーイ 地区公民館活動の充実強化。  
         ロ 地区公民館を中心に産業教育を推進。
         ハ 公民館関係者の研修を深める。 
 (五)明治一〇〇年記念村民祭。
 (六)郷土芸能の発掘と奨励。
 保健体育
 (一)学校保健の適正管理ーイ 学校保健計画と運営の適正。 
             ロ 傷病者発生時の適正措置。
             ハ 養護教諭各校巡回指導。 
             ニ 学校安全の徹底。     
(二)社会体育の振興ーイ 村民祭の充実。
昭和四四年度
 学校教育
 (一)学習指導の改善ーイ 教師の学習指導の創造。
 (二)学校図書館の充実ーイ 読書指導の拡充・深化。
 (三)情操教育の推進ーイ 村内写生大会の奨励。
 (四)進路指導の徹底ーイ 後継者の育成。
 (五)郷土教育の推進ーイ 郷土民芸品の開発。
 (六)生活指導の徹底ーイ 出稼ぎ留守家族対策。
           ロ 生活指標の設定。
           ハ 学年別、生活設計の奨励。
 社会教育
(一)青年教育ーイ 生活設計の奨励。
 (二)婦人教育ーイ 生活設計の奨励。
 (三)成人教育ーイ 目的集団の育成。  
        ロ PTA活動の助成。  
        ハ 生活設計の奨励。
 (四)公民館ーイ 地域生活に根ざす活動。 
       ロ 生活文化を高める活動。 
       ハ 地域連帯を強める活動。
 (五)文化財ーイ 文化財認識の広報活動。  
       ロ 文化財発見の調査研究。
       ハ 文化財保存会の設置と指導育成。
 保健体育
 (一)学校保健の適正管理ーイ 学校環境衛生の改善。
 (二)学校給食指導の徹底ーイ 学校別指導計画化。
             ロ 学年別指導計画化と実践。
             ハ 婦人教育による学校給食理解。
             ニ 食生活改善。
 (三)学校給食衛生管理の徹底ーイ 従業員の定期健康診断と衛生教育の実施。  
 (四)学校体育の振興ーイ 校内体力づくりの奨励。 
 (五)社会体育の振興ーイ 村民体力づくりの奨励。
昭和四五年度
 重点目標
 総 務
(一)学校管理の近代化ーイ 学校の宿直無人化対策。
            ロ 学校事務の改善と事務職員の研修。
学校教育
 (一)進路指導の徹底ーイ 適性進路の開発。
           ロ 能力の開発。
 社会教育
 (一)幼児教育ーイ 保育内容の充実。 
        ロ 施設、設備の研究。
 (二)成人教育ーイ 夏季講座の開設。
        ロ 生産学習、政治学習の促進。
 (三)公民館活動ーイ 中央公民館運営の組織づくり。
         ロ 成人教育の振典。
         ハ 各種講座の開設。
         ニ 公民館役職員の研修。
         ホ 分館活動の充実。
         へ 施設、設備の充実。  
昭和四六年度
 重点目標
 総務
(一)教育施設、設備の整備充実ーイ 教育施設の新設。
 学校教育
 (一)学校経営の近代化ーイ 適正な教育課程の編成と実践。
            ロ 教育観、教職観の確立。
            ハ 学校事務の改善と事務職員の研修。
 (二)学習指導の近代化ーイ 主体的な学習の育成。
            ロ 教材研究の深化。
            ハ 教育機器の活用。
 (三)現職教育の充実ーイ 教科等の研修。 
           ロ 校内研究の奨励。 
           ハ 自己研修の奨励。     
           ニ 研修会への主体的参加。
 (四)情操教育の推進ーイ 各種美術展参加の奨励。
 (五)郷土教育の推進ーイ 社会科資料の活用。
           ロ 郷土資料の発掘と整理。
 (六)進路指導の徹底ーイ 能力適正の開発。 
           ロ 進学の向上。
 (七)生活指導の徹底ーイ 生活指標の設定。
           ロ 指導者の連絡提携。
 社会教育
 (一)総 合ーイ 総合的社会教育の企画調整。
       ロ 広報活動。
       八 村政資料の作成。
 (二)幼児教育ーイ 幼児教育計画の充実。
        ロ 柳井川保育園々舎建築。
 (三)青年教育ーイ 青年団の育成。
        ロ 青年教室の開設。
 (四)婦人教育ーイ 婦人会の育成。 
        ロ 中央婦人学級の開設。
        ハ 「家庭の日」の徹底。
 (五)成人教育ーイ PTAの育成。
        ロ 夏季講座の開設。
        ハ 村政懇談会の開催。 
        ニ 生産構造調査の実施。
 (六)高齢者教育ーイ 老人大学の開設。
         ロ 老人向生産活動の奨励。
 (七)文化活動ーイ 県立図書館巡回文庫、家庭文庫の活用。
        ロ 読書グループ育成。
        ハ 文化財発見と調査研究。
        ニ 文化財保存会の設置。
 (八)公民館活動ーイ 中央公民館事業の充実。 
         ロ 館長、主事の研修。  
         ハ 地区分館運営の拡充。
 保健体育
 (一)学校体育の奨励ーイ 柳中水泳プールの建設。
 (二)社会体育の振興ーイ 柳中、中津小校庭夜間照明設備の建設。
           ロ 社会体育設備の充実。
昭和四七年度
 基本方針
 柳谷村の教育は「人間性に根ざし」「主体性に立ち」「創造性に向か
う」教育の実践をはかり、次の目標達成につとめる。
一 村下の教育条件を総点検して、新しい教育時代に即応する教育条件
 の整備につとめる。
二 今後の自然界に生きる人間、社会生活を営む人間、文化的な価値を
 追求する主体的な人間として、これからの社会にふさわしい人間の形
 成につとめる。
三 生涯教育に社会教育が果たすべき役割りの重要性にかんがみ、本村
 の長期展望に立つ、実証的、実験的な研究と共に、本村の実情に合っ
 た社会教育の創造につとめる。
四 自然のきびしい柳谷村に生活する児童、生徒および一般村民の、た
 くましい精神と体力づくりにつとめる。
 重点目標
 総 務
 一 教育行政の刷新ーイ 事務局の強化。 
           ロ 新しい教育施策の研究。
 二 教育情報の収集活用ーイ 教育参考図書の収集活用。
             ロ 柳谷中学校一〇年のあゆみ刊行助成。
 三 教育条件の整備ーイ 中津小水泳プールの建設。
           ロ 中津保育園を小学校に併設。 
           ハ 義務教育教材及び理科教材の充実。  
           ニ 学校事務用機器の導入。  
           ホ 公民館設備の充実。
           ヘ 生徒指導対策設備。  
           ト 保育園教材の充実。
 学校教育
 一 学校経営の刷新ーイ 具体的到達目標の設定と実践活動。  
           ロ 学習指導の改善。
 二 現職教育の充実ーイ 県現職教育計画との調和。
 三 視聴覚教育の振興ーイ 教育機器の整備。 
            ロ 教育機器活用の研究。
 四 生徒指導の充実強化ーイ 生徒指導体制の確立。
             ロ 基本的行動様式の定着化。
 社会教青
一 郷土に「生きがい」を求める社会教育。
 (一)個人学習の援助ーイ 通信社会教育の開発。  
           ロ 図書、資料、情報の提供。
 (二)共同学習の助成ーイ 目的集団の組織化。
           ロ 小部落活動。
           ハ 指導者のチーム・ワーク。
二 美しい郷土を創造する社会教育。
 (一)文化財の保存活用ーイ ふるさとの再発見。
            ロ 民俗資料の収集保存。
 (二)資源利用の能力開発ーイ 山林資源の価値追求。
             ロ 自然を育てる。
 (三)新しい社会組織の建設ーイ 村民皆あいさつ。
              ロ 社会連帯意識の高揚。
              ハ 部落組織の体質改善。
三 生涯教育の確立をめざす社会教育。
 (一)乳幼児ーイ 若い母親の自主学習の援助。 
       ロ 乳幼児期の基礎的な生活習慣のしつけと健康管理の徹底。
 (二)少 年ーイ 基本的行動様式の定着化。
       ロ 健全な遊びの奨励。
 (三)青 年ーイ 青年団の活動助成。
       ロ 学習活動の充実。
 (四)婦 人ーイ 婦人の学習の場の提供。
       ロ 婦人会活動助成。
 (五)成 人ーイ 組織的学習の推進。
       ロ 新しいコミュニティづくりの推進。 
 (六)高齢者ーイ 老人の学習の場の提供。
       ロ 生きがいを見出す活助の奨励。
 保健体育
 (一)学校保健の充実ーイ 体位の向上。
           ロ 健康、安全教育の徹底。
 (二)学校体育の奨励ーイ たくましい体力づくりの奨励。
           ロ 水泳指導の奨励。
昭和四八年度
 基本方針
 柳谷村は「自然を育てる村」をめざして、郷土に新しい産業の育成を
はかると共に、「人の育つ村」をめざして人間性、主体性、創造性豊か
な村民の育成につとめる。
 一 たかい知性と、ゆたかな創造性を育てる。
 二 あたたかい心情と、誠実な人間性を育てる。
 三 つよい意志と、たくましい体力を育てる。
 四 郷土を愛する心と、地域の連帯感を育てる。
 五 伝統を生かし、かおり高い文化を育てる。
 重点目標
 総 務
 一 教育条件の整備充実ーイ 中津小学校統合具体策の検討。 
             ロ 西谷小水泳プール建設。 
             ハ 新入児童用学習机更新。 
             ニ 柳中理科教材の充実。 
             ホ 公民館図書の充実。 
             へ 保育園第一次統合。
 学校教育
 一 学校経営の刷新ーイ 創意に満ちた特色ある学校経営。
 二 現職教育の充実ーイ 新研修体系による現職教育の充実。
 三 郷土教育の推進ーイ 郷土愛の育成。
 四 生徒指導の充実強化ーイ 生徒指導の徹底。
 社会教育
一 「自然を育てる村」づくりをめざす社会教育。
 (一)郷土の創造ーイ 新産業開発の調査研究。
         ロ ふるさとをつくる。
 (二)郷土の保存ーイ 文化財の収集保存。
         ロ 郷土芸能の活用。 
         ハ 自然保護。
二 「人の育つ村」づくりをめざす社会教育。
 (一)たかい知性と、ゆたかな創造性の育つ社会教育ー
         イ 個人学習の奨励。
         ロ 共同学習の組織化。
         ハ 図書、資料、情報の提供。
 (二)あたたかい心情と、誠実な人間性の育つ社会教育ー
         イ 認め合う。
         ロ いたわり合う。 
         ハ 助け合う。
三 生涯学習をめざす社会教育
 (一)成 人ーイ 新産業開発の知識、技術の導入。
       ロ 個人学習の場の提供。
 保健体育
 一 学校保健管理の徹底ーイ 近視、う噛対策の強化。  
             ロ 問診票の活用。
 二 学校体育の充実ーイ 全校全員運動およびクラブ活動の充実。 
           ロ つよい意志とたくましい体力づくりの奨励。
昭和四九年度
 教育基木方針
 柳谷村は「自然を育て人の育つ村」づくりをめざして、人間性に根ざ
し、主体性に立ち、創造性に向かう村民の育成を期する。(以下の事項
は前年に同じ)
 重点目標
 総 務
 一 教育条件の整備ーイ 柳井川小水泳プール建設。 
           ロ 新入児童用学習机更新。
           ハ 柳中理科教材の充実。
           ニ 公民館図書の充実。
 学校教育
 一 豊かな人間性の育成ーイ 主体性、創造性の育成と個性、能力の伸長。 
             ロ 社会連帯感と国際的視野をもつ人間の育成。 
             ハ 道徳教育、情操教育の充実。 
             ニ 特別活動、各教科外教育活動の充実。
 二 学校経営と学習指導の近代化ーイ 特色のある学校づくりの促進。  
                 ロ 調和のとれた変化とゆとりのある教育課程の編成と運用。
                 ハ 自ら学ぶ力を育てる学習指導法の工夫と改善。  
 三 生徒指導・進路指導の充実強化ーイ 生徒指導体制の確立と非行防止の徹底。
                  ロ ひとりひとりの自己実現をはかる進路指導の充実。
 社会教育(前年に同じ)
 保健体育
 一 学校体育の充実ーイ 心身ともにたくましい幼児、児童、生徒の育成。 
           ロ 年間計画の設定と実践。
 二 社会体育の充実ーイ 年間計画の設定と実践。
昭和五〇年度
 基本方針
 柳谷村は「自然を育て人の育つ村」づくりをめざして、人間性に根ざ
し、主体性に立ち、創造性に向かう、健康でたくましい村民の育成を期
する。(以下の項目は同じ)
 重点目標
 総 務
 一 教育条件の整備ーイ 清和寮の改造。 
           ロ 児童用学習机更新。
           ハ 中津小理科教材の充実。
           ニ 公民館図書の充実。 
           ホ 保育園設備の充実。 
           へ 学校賠償責任保険新設。
 学校教育
 一 豊かな人間性の育成ーイ 同和教育の推進。
 社会教育
 一 同和教育の推進ーイ 基本的人権の尊重。 
           ロ 全領域における機能的結合。
昭和五一年度
 基本方針(前年に同じ)
 重点目標
 総 務
 一 教育条件の整備ーイ 清和寮専任寮母の設置。
           ロ 文化財再建。
           ハ 柳井川小夜間照明施設の設置。
           ニ 公民館西谷分館の建築。
           ホ 西谷保育園移転開設。 
 社会教育
 一 精神的福祉の増大をめざす。ーイ 趣味性、創造性、奉仕性に向かう。
 保健体育
 一 学校体育の充実ーイ つよい意志と、たくましい体力の幼児・児童・生徒の育成。
 二 社会体育の充実ーイ すべての村民が参加するスポーツの推進。
昭和五二年度
 基本方針(前年に同じ)
 重点目標
 総 務
 一 家庭教育、社会教育学校教育の相互補完ーイ 総合教育の推進。  
                      ロ 人間環境の浄化。
 二 教育条件の整備ーイ 清和寮の増改築。
           ロ  教員住宅の年次計画的改築。 
           ハ 公民館中津分館建築。
           ニ 柳中生徒机、椅子更新。 
           ホ 学習指導改善機器の導入。
 学校教育
一、柳谷村の児童・生徒を鍛える教育の実践。
 (一)頭を鍛える教育の実践ーイ 基礎的・基本的能力を養い伸ばす。 
              ロ 自ら学ぶ力を育て鍛える。
(二)心を育て鍛える教育の実践ーイ あたたかい、思いやりの心を育てる。
                ロ 認め合うことを育て鍛える。
 (三)体を鍛える教育の実践ーイ 健康と体力をつくる。
              ロ たくましい実践力を育て鍛える。
二 幼・小・中一貫教育の実践
 (一)村教育研究の新体制ーイ 発想の転換をはかる。 
             ロ 幼・小・中の総力を結集する。
 (二)自主・創造性の尊重ーイ 郷土のための教育開発。
             ロ 自己確立をめざす。
 社会教育
一 豊かな自然の中に人の育つふるさとづくりをめざす社会教育。
 (一) 基盤文化の継承と洗練文化の創造ーイ ふるさと文化の継承。 
                    ロ ふるさと文化の創造。
 (二)たかい知性と、豊かな創造性を育てる。ーイ 行政のサービス提供。
                      ロ 村民の自主活動。
二 生涯教育をめざす社会教育。
 (一)生活環境変化の対応をめざす。ーイ 基盤整備に即応する人間能力を高める。 
                  ロ 人間環境の浄化につとめる。
 保健体育
 一 学校保健、安全教育の徹底ーイ健康保持増進の個別指導の徹底。  
                ロ 太陽エネルギーを全身に吸収する指導の徹底。 
                ハ 「自らの生命は自らの力で守る」個別指導の徹底。
 二 学校給食の充実ーイ 感謝する心を育てる給食指導の徹底。
昭和五三年度
 基本方針
柳谷村は「ふるさとを育て、人の育つ村づくり」をめざして、人間性
に根ざし、主体性に立ち、創造性に向かう、健康でたくましい村民の育
成を期する(以下の項目は前年に同じ)。
 重点目標
 総 務
○ふるさとを育て人の育つ村づくり。
 一 教育条件の整備ーイ 教員住宅改善の推進。
           ロ 視聴覚機器の導入。
 学校教育
○豊かな人間性を育てる学校教育の充実。
 一 こどもの頭と心と体を鍛える教育の展開ーイ 自ら考え、見つけ出し、つくり出す頭を育てる。  
                      ロ 感動する心を育てる。
                      ハ すこやかで、たくましい体を育てる。
 二 頭と心と体でこどもとふれ合う教師ーイ 探求する頭でふれ合う。
                    ロ 感動する心でふれ合う。
                    ハ すこやかで、たくましい体でふれ合う。
 社会教育
○心のかようふるさとづくりをめざす社会教育の推進。
 一 すべての村民が参加する社会教育ーイ 公民館の公開と機会の増大をはかる。
                   ロ 参加時間を生み出す工夫とにがての克服推進。  
                   ハ 声をかけ合い、さそい合い参加の促進。
 二 いつでも、だれでも学べる社会教育ーイ 求める学習機会の提供。 
                    ロ 学習集団の組織化と学習プログラムの提供。
                    ハ 民間指導者の確保。
 三 よりよいふるさとをつくる社会教育ーイ ふるさと文化の継承。 
                    ロ ふるさと文化の創造。 
                    ハ 参加する文化活動。
 保健体育
 一 学校保健・安全教育の徹底ーイ 健康な生活習慣の確保。
                ロ 安全能力の開発。
 二 学校給食の充実ーイ 食事内容多様化の促進。
昭和五四年度
 基本方針(前年に同じ)
 重点目標
 総 務
 一 教育条件の整備ーイ 中津小教員住宅の建設。 
           ロ 柳井川小体育館建設。 
           ハ 西谷・中津幼稚園設置。
 社会教育
 一 すべての村民が主役の社会教育ーイ 求めて学び合う機会の増大。
                  ロ 主役のひとりひとりをつなぎ合う活動。
                  ハ 壮年会の組織化促進。
 二 いつでも、だれでも学べる社会教育ーイ 広報紙の活用。
 三 よりよいふるさとをつくる社会教育ーイ 村誌の編集。
 四 幼児教育の振興ーイ 幼稚園の整備
昭和五五年度
 基本方針(前年に同じ)
 重点目標
 学校教育
 一 田舎の教育に自信と誇りを持つ学校教育の充実ー
           イ 小規模の特色を開発する学校づくりの推進。 
           ロ 教職員の資質と指導力の向上。
           ハ 道徳教育共同推進。
 二 地域に根ざした教育活動の推進ーイ 自立する頭と心と体を鍛える教育活動。
                  ロ 自然や魂のふれ合いを大切にする教育活動。
昭和五六年度
 基木方針(前年に同じ)
 重点目標
 一 豊かな人間性を育てる学校教育の充実。
 二 心のかよう地域づくりをめざす社会教育の推進。
 三 ふるさとの心をつくる文化の振興。
 四 人間性の基礎を育てる幼児教育の充実。
 五 すこやかでたくましい村民の体力づくり。
 総 務
 一 教育条件の整備ーイ 全村教職員相互協力体制の確立。
 学校教育
 一 田舎の教育に自信と誇りを持つ学校づくりの推進ーイ 道徳的実践力の育成。  
                          ロ 基礎、基本の共同研究推進。
                          ハ 集合学習の事前研究。
 社会教育
 一 幼児教育の充実ーイ 集合保育の研究推進。
昭和五七年度
 基本方針(前年に同じ)
 重点目標
 学校教育
 一 田舎の教育に自信と誇り持つ学校づくりの推進ーイ 健全な児童生徒の育成。  
                         ロ 学習指導の改善と充実。
 二 地域に根ざした教育活動の推進ーイ 共同研究方式の推進。  
                  ロ 教育の協業化。
                  ハ 集合学習の実践。                
 社会教育
 一 村民がやる気を起す社会教育ーイ 自己・仲間・地域を知る活動の促進。
                 ロ 自己・仲間・地域をつくる活動の促進。
                 ハ 村民の主体的努力の促進。 
 二 幼児教育の充実ーイ 集合保育の拡充。
昭和五八年度
 基本方針
 柳谷村は「ふるさとを育て、人の育つ村づくり」をめざして、人間性
に根ざし、主体性に立ち、創造性に向かう、健康でたくましい村民の育
成を期する。
一 たかい知性と、ゆたかな創造性を育てる。 二 あたたかい心情と、
誠実な人間性を育てる。 三 つよい意志とたくましい体力を育てる。 
四 郷土を愛する心と地域の連帯感を育てる。 五 伝統を生かし、か
おり高い文化を育てる。
 重点目標
一 豊かな人間性を育てる学校教育の充実。 二 村民の自立・自助を
促す社会教育の推進。 三 ふるさとのこころを育てる文化の振興。 
四 人間性の基礎を育てる幼児教育の充実。 五 すこやかでたくまし
い村民の体力づくり。
 教育施策
一 総 務
 (一)教育施策の研究ーイ 教育委員・職員の研修。
           ロ 事務処理の効率化。
           ハ 教育関係機関・団体との連携。         
 (二)教育条件の整備ーイ 教育施設設備の整備充実。
           ロ 全村教職員相互協力体制。
二 学校教育
 (一)田舎の教育に自信と誇りを持つ学校。ー地域に根ざす教育実践ー
 イ 小規模の特色を開発。  口 共同研究の推進。  ハ 集合学習の推進。
 (二)個性豊かに頭と心と体を鍛える学校。ーふれ合いの実践ー
   ○頭ー基礎・基本の徹底 知識の生活化ー自立学習。
   ○心ー思いやりの心 思いやりの技術ー道徳的実践力。
   ○体ー身体活動の強化 健康な生活習慣ー健全育成。
三 社会教育
 (一)すべての村民が主役の社会教育。ー村民のみんなにコミュニケーションー
  イ 呼びかけ、さそい合って社会参加。  ロ 求めて学び合う意欲化。  
  ハ ひとりひとりがつなぎ合う人間関係。
 (二)いつでもどこでも学ぶ社会教育。ー村民のみんなが相互学習ー
  イ 学習の場づくり。  ロ 学習の機会づくり。  ハ 学習の資料づくり。
 (三)村民がやる気を起こす社会教育。ー村民のみんなで村づくりー
  イ 自己、仲間、地域を知る活動。  ロ 自己、仲間、地域をつくる活動。  
  ハ 村民の自立・自助活動。
 (四)地域文化の振興ーイ ふるさと文化の継承。 
           ロ ふるさと文化の創造。
           ハ 文化活動への参加促進。 
 (五)同和教育の推進ーイ 正しい理解と認識。
           ロ 指導者の育成。
 (六)幼児教育の充実ーイ 教育内容の充実。 
           ロ 教員の資質の向上。
           ハ 集合保育の充実。
四 保建体育
 (一)体育スポーツの振興ーイ 村民のすべてが参加するスポーツの推進。 
             ロ 児童・生徒の身体活動の強化。 
             ハ 指導者の育成と指導力の強化。
 (二)学校保健・安全教育の徹底ーイ 健康な生活習慣の碓保。 
                ロ 安全能力の開発。  
 (三)学校給食の充実。ーイ 食事内容多様化の促進。 
            ロ 衛生管理・指導の徹底。

柳谷村教育委員

柳谷村教育委員


柳谷村教育長

柳谷村教育長