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美川村二十年誌

第三節 観光の将来

 青い国・四国は一つと言われている。そこには小じんまりとした観光地が多い。観光資源には恵まれているが未開発地も多い。これは四国の交通機関にその因があるのであろう。現在は道路が完備し、海はフェリーボート等の発達により、本州・九州からの観光客は非常に多く美川大橋を通過している。エネルギー問題で着工が延期されている瀬戸内海大橋の架橋・九四海底トンネル開通など、表石鎚スカイラインが完成すればその数は現在の数十倍となるであろうことが予想される。美川村はその日のために、積極的に特色ある観光開発を促進するとともに、広域観光開発の研究をする必要がある。これら観光客の足をいかにして美川村にとどめるかが今後の大きな問題であり、美川村発展の重要な要素でもある。そのために広域観光を進め、他の観光地との有機的なつながりを強くし、それぞれの特色を生かした施設を充実し、共存共栄の実をあげてゆくことが重要な課題である。