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美川村二十年誌

五、観音山宗泉寺(かんのんざんそうせんじ)

 美川村大字大川甲一一九六番地。臨済宗東福寺派の中本山である。正堂士顕和尚の開山により、応永二二年(一四一五)に禅寺として建立。本尊は、十一面観世音菩薩である。明治一九年(一八八六)の大暴風で倒壊。そのままの古木で元どおり再建したが、いたみが早くて昭和一六年に新築した。檀家数は二〇年前には三五〇戸ほどあったが、現在では一二〇戸。旧暦四月八日の花祭りと、新暦八月一七日の施餓鬼と盆踊りが、今も続いて行なわれている。