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美川村二十年誌

六、音無神社(おとなしじんじゃ)

 美川村大字沢渡。祭神は手力男命・猿田彦命・宇須女命・雷命・高竃神・天照大神・月夜見神で、神亀五年(七二八)九月二三日に創立。当社は、天正一八年(一五九〇)に、日月社と一宮三島神社と伎の社の三社を合祀し、当初は三戸大明神と称していたが、荒神であることから、氏子崇敬者や神主の合議によって、明治三年(一八七〇)に社名を音無神社と改名。戦前は村社として、三大祭には村より幣帛科を奉り、村長が供進使として参向奉仕していたが、終戦と共に廃止となった。祭祀などについては、大きな変革はなく、今も獅子舞が奉納されている。昭和四〇年、拝殿の大改築を行なった。