データベース『えひめの記憶』

えひめの記憶 キーワード検索

美川村二十年誌

第三節 交通安全対策

 車両交通の急激な増加に伴ない、交通安全行政が特に重要となった。昭和三八年六月に地方自治法の一部改正が行なわれ、「交通安全の保持」が明示された。
 県および市町村においても、この法の一部改正によって今後、より一層の事務の充実強化が要請され、交通事故のない新しい村づくり町づくりのために、関係行政機関・団体が一体となって緊密な連絡のもとに総合的な諸施策を強力に推進することとなり、県民総ぐるみで交通事故防止運動が展開され、県には、「愛媛県交通対策協議会」を結成するなど、本県における推進組織体制が出来た。
 美川村においても、昭和四〇年四月に条例を制定して「美川村交通安全推進協議会」を設置し、協議会委員三一名の外、交通指導員六名の協力を得て、この運動を強力に推進している。
 協力団体として、県には愛媛県交通安全協会があり、郡には上浮穴交通安全協会、村には上浮穴交通安全協会美川支部があって、支部長を中心とした各役員並びに会員の日夜絶ゆまない努力により美川村の交通安全の保持がなされている。春秋二回の交通安全週間中には国道三三号線の路上に「交通茶屋」を設け、通行のすべての車にお茶の接待をして、交通安全を呼びかけている。

交通事故統計

交通事故統計


交通安全県民運動組織体系図

交通安全県民運動組織体系図