データベース『えひめの記憶』

えひめの記憶 キーワード検索

美川村二十年誌

二、し尿処理事業

 文化生活の向上と品質のよい化学肥料の出現によって、農家においても順次下肥の農地環元をやめて汲取りを依頼するものが多く、過疎化による人口の減少にもかかわらず汲取量は年々増加の傾向にある。
 本村では、四七年一一月から川下三ヶ村の直営で汲取業務を開始した。し尿処理場も四四年に久万町が単独で建設した施設(ただし四八年四月には生活環境事務組合を設立し、郡内五ヶ町村とした)で処理している。しかし現在では処理能力以上に投入している状態で完全な処理ができ難く、川下住民は不満をかこっている。
 これを解消するため、四九・五〇年度事業として鯉も飼育できる完全な処理能力をもった施設を二億五、〇〇〇万円の予算をもって増設中である。

し尿投入実績調べ

し尿投入実績調べ