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美川村二十年誌

九、老人大学

 人間の寿命がのび高令化する中で、老人は物質よりも精神的な面で老後の生活不安をいだき、「老後をどう生きるか」について社会教育の見地からも考える時期に至っている。高令者の位置づけが重要視され、第一回老人大学が昭和四七年一一月から翌年三月までに三日間開催され、いつも一〇〇名近い参加があった。老人の若返りと健康問題・老後の幸福・老人のあり方等の講演に身をのり出し、目を輝かせて受講した。老人は勉強することに意欲的であり、翌年度も実施した。