データベース『えひめの記憶』

えひめの記憶 キーワード検索

美川村二十年誌

一、美川郵便局

 新村の発足により、美川村は弘形郵便局・仕七川郵便局・柳谷郵便局の三局が郵便業務を受持つこととなった。その結果、中心の弘形郵便局を昭和三一年二月に「美川郵便局」と改称した。その後、美川村役場付近に村の機関のすべてが揃うことが村民に便利であるので上黒岩御三戸の現在地に土地一〇〇坪を購入して建物五〇坪の局舎を新築し、昭和四三年四月に移転した。郵便区内人口は二、五〇○人、世帯数六五〇世帯、面積五七平方㌔である。郵便区は四区であり、すべて機勁化し、外務員五名が集配に従事し、保険貯金業務には外務員二名が従事している。他に電報速達は請負者が行っている。郵便売さばき所は区内に一二ヶ所あって、村民の便利を計っている。電話は全区に普及し、電話数は一般加入電話一三七個、地域電話三一〇個合計四四七個、交換台二台である。郵便事務は郵便・貯金・保険・電話・放送などで局長以下二一名となった。その後、村全体が過疎のため、昭和四八年二月に郵便集配区は三区に改正になり、また一一月には電話が自動式となって局員も減少し、現在は局長以下一ニ名となった。然し郵便事業は年々増加しており美川村の経済と文化の面で寄与する所が多い。
  美川郵便局歴代局長
  初 代  戒 田 久 延
  二 代  森 岡 牛五郎
  三 代  藤 田 豊 蔵
  現 在  藤 田 辰 雄