データベース『えひめの記憶』

えひめの記憶 キーワード検索

美川村二十年誌

五、第二次林業構造改善事業

 昭和四六年第一次林業構造改善事業が完了したが、引続いて第二次林業構造改善事業の指定を受け、昭和四八年度から向う四ヶ年で、総額一五、七〇〇万円の事業を実施することとなった。
 この第二次林構事業の特色は、森林のもつ保健休養機能と林業生産とをあわせた新しい経営のあり方を創造する、「森林総合利川促進事業」と、高密度「一㌶に五〇㍍」の道路を整備し、森林組合の委託方式による協業により、素材生産・造林・保育・間伐などの施業を集団的に行なうモデル団地をつくっていく、「高度集約団地協業経営促進事業」があげられる。
 高度集約団地経営促進事業 この事業は、有枝地区一一三㌶を団地として設定し、幹線林逆、および作業道を開設し、素材生産・造林・保育などを集団的に施業するモデル団地づくりを行なうものである。
 協業生産整備事業 この事業は、生産性のひくい林業地域ニヶ所に三〇〇〇㍍の林道を開設するもので、次のニヶ所に着手している。
 一、イグイ林道一〇〇〇㍍ 二、藤社林道二〇〇〇㍍。
 森林総合利用促進事業 さきに略記したとおり、森林のもつ保健機能をも生かそうということで、取り敢えず美川嶺に森林レクリエーション施設つくりを行なうこととしたものである。
 この地域は美川スキー場と隣接の森林四〇㌶が対象となり、ヒノキ人工林とミズナラを主とした、天然広葉樹林内に、キャンプ場、遊歩道、展望台などの休養施設と管理施設を設置するものであって、昭和四八年度は総合案内施設の管理事務所を中央入口に建設した。

事業実施計画総括表

事業実施計画総括表