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面河村誌

(五) 三社神社(中組)

 延暦二十三年(八〇四)安芸国厳島宮から勧請、湍津比売命・田心姫命・市杵島比売命の三女神を合紀ている。
 天正十八年(一五九〇)三社大明神と号し、元禄二年(一六八九)本殿を、安政七年(一七七八)拝殿を建築して今日に至っている。
 中村面河川の岸辺、樹齢三百余年といわれる目通り約六メートルの大杉、それを中心に巨木亭々とそびえ、うっそうたる鎮守の森はひとしお荘厳さを覚える。
 拝殿に竜の彫刻が奉納されている。この竜は夜ごと面河川へ水を飲みに行き、その竜から、毎日水の雫が落ちたという伝説がある。