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面河村誌

二 工事の概要

 工事は近代的な工法として資材運搬などは大型ヘリコプターを使用しての工事であった。
 ヘリコプターは一二五〇馬力エンジン二基塔載、時速二〇〇キロ、一度にニトンの資材を積み、延べ五〇九回、六一時間にのぼるピストン輸送、ブルドーザ四台・ショベルドーザ八台・トラック七台・プレハブ住宅一九棟・二〇〇リットル入り軽油ドラム缶一五八一缶・一万二〇〇〇トンのセメント、こうした機具や資材をヘリコプター輸送したのであった。
 六つのヘリポートを設け運搬総量九七万四〇〇トンといわれる。
 ○昭和四十年四月 石鎚スカイライン事務所の開設
  昭和四十年八月 熊谷組請負
 ○昭和四十一年度 関門より五九〇〇メートル
 ○昭和四十三年  一応開通
 ○昭和四十四年  山留・石積・防網工事
 ○昭和四十五年  舗装 九月一日開通
 こうして大型ヘリ利用と機動発揮、ダイナマイト二六〇トン・延べ作業員三一万人にのぼる世紀のスカイライン工事は完了した。