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久万町誌

一 国民年金

 国民年金制度は、老齢・癈疾・死亡などに対して必要な年金を支給し、国民の連帯によって、健全な国民生活の維持及び向上に寄与するため、昭和三四年四月一六日から制度化され、昭和三六年四月一日から実施してすべての国民が必ずいずれかの年金に加入する、国民皆年金の体制ができた。
 国民年金は大きく分けて、保険料を納めて年金を受ける拠出年金と、制度が発足した時既に高齢であった人や、拠出年金ができる前に障害や母子家庭に全額国の負担によって年金を支給する福祉年金の二つに分かれる。
 現在、(昭和六三年三月末日)の国民年金加入者は、全国で約三〇三四万人、愛媛県で四〇万人、久万町では、二六二六人であり、六〇年度の保険料の収納は一億九七〇〇万円に対し、受給額は四億八六〇〇万円になり、高齢化に伴い、受給額が大幅に伸びている。