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久万町誌

3 上尾峠久万線改良促進期成同盟会

 当路線は、昭和四七年一月六日に県道上尾峠久万線改良促進協議会として発足以来、一〇余年間国会、県議会道路管理者その他、関係機関に対して請願陳情をして来た。
 おかげで県当局の御理解等を得て待避所、局部改良等順次改良工事も進んでいる。上尾峠久万線は、久万町と広田村地域の総合開発及び交通体系の確立を図るため全線の早期開通並びに、改良促進する事を目的として、昭和六〇年一月二五日、上尾峠久万線改良促進期成同盟会の設立、その後両町村はもとより沿線住民が多年の悲願としている。郡境であるサレガ峠を中心とした約三キロの未開通部分も、昭和六三年度には測量に入り、平成元年度より実施に向けての方向づけが出来た。これが開通する事により地域産業の振興はもとより、両町村の交流も深まり地域活性化が進むものと期待し今後の運動展開を進める。
    県道上尾峠~久万線工事経過等報告
  一、促進協議会及び陳情
    S・四七・一 ・六  広田公民館、促進協議会発足
      四七・一 ・一九 現地踏査、県陳情、総会(松山)
      四八・一〇・九  現地踏査、総会(久万)
      五三・一一・一五 県陳情、総会(松山)
      五六・二 ・一〇  〃   〃
      五七・一二・八   〃   〃
二、事業経過
    五八年度  改良、舗装  約一億三千万円
                (久万、約八千三百万円)
                (伊予、約四千万円)
    五九年度  改良、舗装  約七千八百万円
                (久万、五千九百万円)
                (伊予、千九百万円)
            計 約二億一百万円