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久万町誌

2 久万実業倶楽部

 久万実業倶楽部は、明治四一年一月に田村詮次郎、矢内省吾・佐伯正躬・小介宣・重松清明・船田義朝らの発起で結成された。同部は、青年層の集まりで相互の親睦を図り、地方青年の鋭気を鼓舞し、一致共同して地方改善を図ることを目的とした。毎月一回、会員の自宅を輪番に会場として集会し、久万町実業の進歩発展並びに地方改善に努力し、着々とその功を奏し、実業青年の機関として重視されていた。会員は二六名程度であった。大正八年八月ごろより久万実業懇談会と合併の気運が高まり、その後、再三にわたって両者間で討議し、大正一三年七月に合併して解散した。