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久万町誌

三 原木市場の開設

 上浮穴郡は県下では有数の木材生産地で、県内木材生産量の一四・五%を占めている。本町には松山営林署久万貯木場を含めて五市場ありいずれも昭和四四年開設されたものであり沿革は新しい。年間取扱量は一〇万五○○○立方㍍である。その内スギ六五%、ヒノキ二七%あり、ほとんどが間伐林分から出材された。
 これらの原木の引き取られてゆく先きは、県内製材業者(松山、伊予市周辺)七〇%のほか広島、高知、九州など県外の業者などで毎回の市には五○~六〇の買手で競り売りが行われている。地元の業者は一〇名程度で、買い方の主力はやはり松山の製材業者で占められている。
 表は、各市場の取扱い量の実績と森林組合の市場と県森連市場の地域別素材の売上げ量である。

久万町内素材市場の実績

久万町内素材市場の実績


久万町森林組合木材市場地域別売り上げ量(昭和61年度)

久万町森林組合木材市場地域別売り上げ量(昭和61年度)


地域別素材売り上げ量

地域別素材売り上げ量


県森連木材市場地域別売り上げ量(ヒノキ)(昭和61年度)

県森連木材市場地域別売り上げ量(ヒノキ)(昭和61年度)


県森連木材市場地域別売り上げ量(スギ)(昭和61年度)

県森連木材市場地域別売り上げ量(スギ)(昭和61年度)