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久万町誌

3 鳥 類

 近年、野鳥の数は減ってきているものの、皿ヶ嶺をふくむ町全域の野山には、まだまだ相当数の野鳥が生息している。人里近い雑木林では、カワラヒワや、ホホジロを、田畑では、スズメの群れをみることもできる。
 新緑のころ谷間を訪れると、さわやかなウグイスの声を聞くことができるし、秋になるとヒヨドリの姿も見え、また、山腹にさしかかると、エナガやメジロの声も聞こえてくる。
 皿ヶ嶺、桂ヶ森などの尾根付近の林には、ジュウイチ、キビタキ、ヤブサメ、コガラ、センダイムシクイ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、トラツグミ、カケス、ツツドリ、アオゲラなど、多くの鳥がすんでいる。
 また、山奥の渓流近くでは、ミソサザイなどの美しいさえずりを耳にすることもできる。
 そのほか、キジバトやアオバトも見られる。
 オオルリ、ヤマガラ、フクロウ、セグロセキレイ、キセキレイを見かけることもある。
 トビ、カラスのほか、モズ、キジ、ヤマドリなども生息している。
 川づたいでは、ショウビン、カワセミ、カワガラスも見られる。
 渡り鳥として、夏鳥のツバメ、ホトトギス、冬鳥にはマガモ、ツグミがいる。