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追刊 中山町誌

第三節 小学校

 一、中山小学校
 大正元年ごろ妻鳥暁太郎先生が作詞作曲の中山行進曲が残されている。

   中 山 行 進 曲
一、愛媛の県伊予郡 その郡南に来ても見よ
  人口一万有五百 戸数は一千九百余戸
  開け行く世の中山は これ 我が町ぞ我が里ぞ
二、北は上灘 佐礼谷や 東は砥部町広田村
  西と南は喜多郡 満穂立川大瀬村
  隣れる里の多くして 往き来の人は又繁し
三、言うなかれ山間へきしゅうと 海をさることわずか二里
  町の栄えは国の富 世におくれじと励む身に
  時な尊とし違えそと サイレン響く町役場
四、天に恵まれ人励み 日木一と知られたる
  中山栗の名産地 炭材木と名も高く
  筍煙草と数えれば 積み出す物に限無し
五、四季の眺もうるわしく 春はつつじの大興寺
  夏は螢火夕河鹿 月澄み渡る浄光寺
  すだく虫の音雲の山 月雪花の楽園地
六、烏帽子藤縄永田なる 三つの宮居神さびて
  千歳の紫雲たなびくは 大山積の大社
  川崎神社は文学の 神菅公ぞおわします
七、源冠者範頼は 昔語りに夜は更けて
  ほのぼの明ける蒲山や 夕日映えある伊福城
  合田天山植生城址 英雄墓は苔むしぬ
八、遠き歴史のあと問えば 紀元一千四百年
  天平勝宝の其の昔 行基菩薩が済土の地
  尊き法の鐘の音や 菩提樹茂る盛景寺
九、幾代の春を迎えても 揺がぬ空の雲晴れて
  げに尊きははたご山 御代の栄えの嬉しさに
  いざや励まん国のため いざや励まん町のため。

 地震補強・大規模改修事業
 小学校南側校舎は、平成九年度に耐震診断を行い、地震補強工事が必要と診断されたのを受け、平成一一年度事業として計画していたが、平成一〇年度国の第一次補正事業として採択された。総事業費・一億九、〇二六万円、実施設計・㈱浪速設計四国支社、工事契約・㈱中岡組、工事の内容は、地震補強事業では、鉄骨ブレースー○ヵ所・耐震スリット六ヵ所の新設、それにともなう外装・内装の床・壁・建具等の復旧工事。大規模改造事業では、防水・屋根、外装、内装の床・壁・天井・建具の外部・内部、電気、給排水設備等の改修。またカウンセリングルームの整備では、談話室、個別室、相談員執務室および給湯・空調設備の新設を行う等の全面改修を行った。


二、野中小学校
 児童数減少にともない創立一二九年をもって閉校し、中山小学校と統合する。平成一七年三月一三日閉校記念式典を行う。


三、永木小学校
 児童数減少にともない、中山小学校との統合が検討され、平成一六年三月二三日永木小学校統合推進委員会を発足、同一七年三月閉校した。


四、佐社谷小学校
 平成一五年度、佐礼谷小学校では「総合的な学習の時間の取り組み」を実施した。総合的な学習の時間とは、「生涯学習すること」を育てる時間のことで、地域と交流し郷土を学ぶ有意義な取り組みである。学習の内容は次のとおりである。

1 総合的な学習の時間の目的(対象学年3年~6年)
(1)開かれた学校、創意工夫を生かした特色ある学校づくり
 ○ 体験活動の充実 ○ ふるさとを知り、生かす

(2)「生きる力」を育む学習の展開

(3)問題解決学習の展開
 ○ 自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、問題を解決する資質や能力を育てる。 思考力、創造力、判断力、推理力、表現力等の育成)
 ○ 学び方やものの考え方を身に付ける。(生涯学習の基礎づくり)

(4)他の教科との関連を駆使し、総合的に働く力を育てる。
 ○ 各教科で得た知識や技能等を実生活に生かしたり、確かなものにする。


五、各種大会記録
 (図表参照)


中山小学校のあゆみ

中山小学校のあゆみ


野中小学校のあゆみ

野中小学校のあゆみ


永木小学校のあゆみ

永木小学校のあゆみ


佐礼谷小学校のあゆみ

佐礼谷小学校のあゆみ


総合的な学習の時間の内容

総合的な学習の時間の内容


中山町内小学陸上大会 歴代最高記録

中山町内小学陸上大会 歴代最高記録


中山町小学校水泳競技記録

中山町小学校水泳競技記録