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双海町誌

第六節 自然環境の保全

 本町の自然は、一六キロにわたって海岸線が続き、透き通った美しい海、人工林・自然林・果樹園が調和し広葉樹と針葉樹がバランスよく保たれた山、急峻な山肌を縫うように流れる川、それらを包括した原風景に息づく動植物など、自然の生態系が歯車のようにかみ合っている。また本町は、地質学上極めて重要な中央構造線が上灘川沿いから伊予灘に達している。
 こうした本町の素晴らしい自然を保持し、アメニティやエコロジーに配慮したまちづくりを行うために、本町ではまちづくり施策の大綱のなかに「豊かな自然を生かした快適なまちを目指して」という一項を設けて、諸施策を展開している。
 具体的には、海や川の汚染を少しでもなくすために合併浄化槽を設置したり、ホタルの飼育活動や花いっぱい運動などを実施し、定住環境の整備に努めている。
 併せて、町民の環境保全意識の啓発活動や、豊かな自然を生かした交流事業なども行っている。