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双海町誌

第一三節 社会体育・レクリエーション

一 生涯スポーツの概要
 スポーツーレクリェーション活動は、強健な心身の発達を促すとともに人間性を豊かにする重要な営みである。また、健全な家庭や住みよい地域をつくり、文化的な生活を営むうえで極めて大切な役割を果たすものである。
 次代を担う若者層の体力低下が懸念されているが、このことは本町においても例外ではない。
 近年、生活水準の向上と自由時間の増大により、体育・スポーツ施設の充実が求められるようになり、町は体育施設の整備に力を注ぎ、生涯スポーツが実践できる条件整備に努めた。
 一九六一(昭和三十六)年にはスポーツ振興法の制定により、町は体育指導委員を設置した。以来、町全体の体育行事の指導及び地域活動の助言等に大きな役割を果たしている。施設面では、上灘中学校と下灘小学校屋外運動場に夜間照明施設を整備以来、一九八三(昭和五十八)年に双海町役場庁舎裏に、双海町農林漁業者トレーニングセンターを建設した。また、一九九五(平成七)年、上灘地区にふたみ潮風ふれあい公園が整備され、みどりの広場(グラウンド)、テニスコート、芝スキー場、ちびっこ広場など、多様な体育・レクリエーション施設が完備された。一九九三(平成五)年四月には、サッカー愛好者有志により関西大学サッカーリーグを誘致して、リーグ戦を行い、みどりの広場のオープンにふさわしいイベントが開催された。また、二〇〇〇(平成十二)年に下灘地区に多目的広場(グラウンド)、体育館が整備され、老若男女が体力にあった健康づくりに励んでいる。こうして施設が充実してくると、様々なスポーツ団体が誕生し、数多くの種目が普及している。


二 各種スポーツーイベント
 町の社会教育の理念である「いつでも、どこでも、だれでも」を合い言葉に、生涯スポーツと健康づくりを推進するため、各種スポーツ行事の開催や一人一スポーツの普及に努めている。
 町の主要行事は次のとおりである。


三 スポーツ少年団
(1) 双海剣道会
 一九五三(昭和二十八)年三月、当時の下灘公民館が中心となって、青年の健全スポーツと人間練成の道を学ぶ場として、下灘柔剣道振興会が発足した。その後、昭和三十三年に剣道会少年部ができ、昭和三十五年二月には双海剣道会として活動を開始した。
 双海剣道会は、設立当初から「広く青少年の集いをもち、交友と親睦のうちに正しい人間関係をつくり、健全な風紀を郷土に育てる」ことを目的に、その精神を受け継いできた。昭和三十七年には、全国少年剣道大会に四国代表として参加し、好成績を収めた。
 昭和三十九年には、双海剣道会少年部を支援する双海剣道後援会が発足した。
 現在は、二十数人の会員が下灘小学校体育館において週に三回稽古に励んでいる。同会からは、高等学校で活躍する選手や優秀な指導者も次々と輩出されている。
 本会の主な成績は次のとおり。

(2) 上灘少年サッカークラブ
 一九八四(昭和五十九)年、上灘地区の小学校五・六年生を対象とした週一回のサッカー教室がスタートした。以来、県内有数の経験豊富な指導者が数多く少年サッカー育成に携わっている。同クラブは、サッカーを通じて上灘中学校サッカー部・成人サッカーチーム・シニアサッカーチーム等との各世代間交流を図りながら、地域が一体となったスポーツクラブの育成に貢献している。

(3) 双海ジュニアバレーボールクラブ
 二〇〇〇(平成十二)年十一月、少年たちの心身を鍛え、健全で礼儀正しく最後まで努力し、みんなと助け合い協力する児童の育成を目指して、中島浩平が下灘地区の小学六年生を対象に、週一回のバレーボール教室を開始した。その後、五年生・四年生、更には上灘地区の児童も参加するようになった。二〇〇二(平成十四)年四月、正式にクラブを設立し、スポーツ少年団・県小学生バレーボール連盟に登録した。
 現在は、週四回の練習に励みながら、他流試合を重ねている。
・主な成績
 平成十五年三月  愛媛県スポーツ少年団バレーボール大会男子の部第三位
 平成十五年十二月 愛媛県スポーツ少年団バレーボール大会男子の部準優勝


四 スポーツ施設
・ふたみ潮風ふれあい公園
 ・みどりの広場(夜間照明つき)
 ・テニスコート
 ・キャンプ場
 ・芝スキー場
 ・ちびっこ広場
・農林漁業者トレーニングセンター
・しもなだ運動公園
 ・多目的広場(夜間照明つき)
 ・体育館
・各小・中学校体育館(五校)
・各小・中学校屋外運動場

イベント実績

イベント実績


双海剣道会の主な成績

双海剣道会の主な成績


双海剣道会等歴代会長

双海剣道会等歴代会長


上灘少年サッカークラブ 歴代代表者

上灘少年サッカークラブ 歴代代表者