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双海町誌

第三節 近代

 明治の時代に入ると、我が国が世界の一員として先進国に伍していくためには、まず国力の充実が必要であるとされた。そして政府・官庁はもちろん、民間においても努力を重ねた結果、ついに東洋の奇蹟といわれるまでの発展を遂げた。
 双海地域においても、新しい知識や技術を導入して郷土の発展に努めた。特に中期に至っては、先覚者の努力による新しい産業の開発などもあって、本地域の生業にもしだいに活気が見られるようになっていった。
 しかし一般住民の多くは、いまだに世界情勢の進展にはうとく、容易にそれまでの状況から進むことはできなかった。加えて、双海地域の場合は地域的な条件もあったため、旧態依然とした農林業を主体とした産業形態が維持されていた。


維新後の職業別戸口

維新後の職業別戸口