データベース『えひめの記憶』
中山町誌
一、 中山地区
① 五輪塔 四基
所 在 地 泉町一丁目浄光寺本堂裏 奥島家墓地
管 理 者 奥島萬平(一三代)
塔 高 二m七〇cm~二m二〇cm
由 来 等
右二基が初代・二代の男性、左二基が初代・二代の婦人の墓である。
初代惣左衛門源貞が寛文一一年(一六七一)亡くなり、直ちに造築された。二代三郎右衛門源貞が天和三年(一六八三)亡くなった際、初代の横に造築された。いずれも江戸中期の作である。
五輪塔 二基
所在地 泉町一丁目浄光寺本堂表
管理者 奥島萬平
塔高 三m五cm
由来等
奥島家二代三郎右衛門源貞の実弟奥島半兵衛の墓である。さらに半兵衛の弟の五輪塔がある。最近傾きがひどく危険な為取り崩して地面に置かれているが、近々復元の予定といわれている。
② 二重の層塔 二基
所在地 添賀、岩井幸夫宅南一〇〇m蜜柑畑の角
管理者 岩井幸夫
塔高 一m七〇cm・九〇cm
由来等
古いため資料はなく、古老の話によると、大きな戦さがあった時に討ち死した武将の墓らしいと伝えられている。
なお昭和一二年までは毎年層塔横の広場で慰霊の為の祭りをし、当日は子供相撲も行われていた。