データベース『えひめの記憶』
中山町誌
一、 般若心経残欠
(イ)般若心経残欠
種類 有形文化財(古写経)
名称 般若心経残欠
所在 地伊予郡中山町中山午一七〇番地
所有者 永木三島神社 宮司 峯本洋史
管理者 永木三島神社
形状構造及び数量 般若心経の内二六cm
紙質 宋質
数量 六〇〇巻の中二巻の残欠
由来等
般若心経六〇〇巻のうち二巻の奥書(六四・八六巻)及び若干の経典が現存している。それには、以下のように書かれてある。
「大檀那源高実 應永二年亥乙一夏中真読畢」
これは一本鳥居の年号と同じである。この心経は伊賀崎地頭因幡守源朝臣高実が、入仏宿願によって般若心経六〇〇巻を書写し、宇都宮大明神に納めたものである。内四百巻が当社に残り、二百巻が広田村秀禅寺にあると大洲旧記にも書かれており、大変重要な資料である。