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中山町誌

五、 老人クラブと高齢者教育

 中山町内に老人クラブが結成されたのは昭和四〇年代の初めであった。四〇年に永木校下に結成され、四一年に佐礼谷校下に発足している。他の校下もほぼ同時期に、老後を明るく豊かにという願いの下に結成された。
 昭和四八年には、中山町老人クラブ連合会も結成された。初代連合会長に森岡数栄が就任し、昭和六四年まで継続した。その間、五一・五二年の二年間、伊予郡老人クラブ連合会長も務めた。平成五年度の単位老人クラブ数は二二、会員数八〇〇名、事務局は中山町役場保健福祉課内に置いている。
 平成五年度の野中老人クラブの活動目標を次に掲げる。
   1 健康管理と体力づくりの推進
   2 敬・愛の心の養成
   3 交通安全運動の推進
   4 環境美化運動の推進
   5 国旗掲揚・時間励行運動の実施
   6 明るい選挙の推進
 会員は教養の向上、健康管理、奉仕活動など自主的に活動を展開するほか、他団体との交流活動を積極的に実施している。
 老人クラブを対象に、公民館の生涯教育の推進の一環として、高齢者教育を行っている。これは高齢者が明るい老後を送る健康の増進や積極的な生きがいを求めるための学習を目標としている。それと共に、地域社会の連帯感の上に立って、世代間の断絶解消を図り、老人の社会参加の促進に努めることを目指している。
 内容の実施例として、平成五年度の中山老人クラブの活動状況を次に掲げる。
 自己と社会のために生き生きと活動している姿が窺える。

表3-10 中山老人クラブの平成5年度事業報告

表3-10 中山老人クラブの平成5年度事業報告