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中山町誌

三、 学校週五日制の導入

 二一世紀の社会は、国際化・情報化・高齢化が急速に進むと考えられ、このような社会の変化に柔軟に対応できる能力を育てることが教育の中心課題となっている。
 このために、教育の場を学校だけにとらわれず、広く地域社会で多様な体験をさせることが大切であると考えられ、平成四年九月から、毎月の第二土曜日を休業日とする「学校週五日制」が導入された。
 導入に当たって、学力が低下する、学習塾が過熱する、非行が増加する、第二土曜日の学習が他の曜日にまわされ子供の学習負担が増える、地域での受皿ができていないなどが問題となった。
 文部省では、実験校を指定して試行を繰り返した結果、現行の指導内容を変更することなく、月二回の土曜日を休業日とすることが可能であるとして、平成七年度からこれを実施している。なお、土曜休業に対する保護者の賛成率は五一%から六六%に上昇した。

図1-8 月2回の学校週5日制調査研究協力校の保護者の意識

図1-8 月2回の学校週5日制調査研究協力校の保護者の意識