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中山町誌

二、 研修会参加をめぐる問題

 教職員の資質向上を目的として、県教委は教員研修会、校長研修会等を開くこととし、昭和三二年八月に第一回を、昭和三三年(一九五八)八月に第二回の研修会を計画した。県教組はこれに反対した。主な理由は、
1 県教委の主催する研修会は教員の思想統一をねらっている。
2 内容は文部省の押しつけである。
3 参加者の人選方法も県教委が秘密に計画した一方的なものである。
などをあげ、組合員に参加しないよう指令を出した。
 研修会当日の八月一日には、組合員が会場入口でバスの入場を阻止したり、警察官と組合員が揉み合ったりして大混乱となったという。