データベース『えひめの記憶』
中山町誌
第一節 観光資源の現状
秦皇山森林公園
三六〇度の大パノラマが眼下に広がる標高八七四メートルの秦皇山には、休養施設を中心に、キャンプ場・ログハウス・バーベキュー棟・フィールドアスレチック等が整備され、家族連れやサークル等の利用者が多い。
栗の里公園
特産品の中山栗を最大限に活かし、都市部との交流拠点として郷土料理館、栗資料館、イベント広場、世界の栗公園などの整備が進められており、この栗の里公園にメイン施設として「遊栗館」がオープン(平成六年四月)し、家族連れなどで連日賑わいをみせている。
「遊栗館」の中には、栗の歴史・味覚・文化等、栗に関する全ての情報を網羅、一目で分かる「栗のふれあい館」や、味覚を楽しめる郷土料理の「いろり庵」や野外バーベキューハウス、栗菓子の実演販売、特産品の販売などのコーナーの他、子供の遊び広場が設置され、徐々に公園整備が進められている。
クラフトの里・ホタルの里
平成五年五月にオープンした「クラフトの里」は、「木工体験道場」や「そば打ち体験道場」をふるさと活性化事業として建設、手作り体験が楽しめるふるさと工房である。
この敷地内にある純日本風の豪華公衆トイレは、観光バス等の休憩地点として、大いに利用されている。床は大理石・壁面には栗やシイタケなど町の特産品をワンポイントにしたタイル張りと、優良木材等ハードを揃えている。活性化、ふるさと創生は進行している。
そしてもう一つ、町づくりに一役買っているのがホタルである。「伊予中山ホタル保存会」では、ゲンジボタルの保護と養殖、幼虫などの放流などを行い、中山町を「ホタルの里」にすることを目指し活動が続けられている。
有限会社・中山町特産品センター
昭和六二年三月、JR内山線の開通に合わせて開業。都市住民のふるさと志向・本物志向に応え、自然空間・ふるさと空間を提供し、心のオアシスを求める人々とのコミュニケーションの輪を広げる拠点として、また、第三セクターによる特産品の提供の場として、注目されている。
現在では、中山町の特産品の販売、手打ちうどん等の販売、サービスにつとめる一方、特産品開発等着々と進めている。
日曜日にはふるさと市を開催、都会からのお客で賑わっている。
行 事
中山町の四大イベントとして左記の行事を行っている。
伊予ホタルまつり 六月初旬
中山夏まつり 七月最終土曜日
栗まつり 九月中旬
ふるさとまつり 一一月下旬
名 物・名 産
日本一「中山栗」をメインに、中山町の農林産物を利用した商品を特産品として開発、自然の味を提供している。