大正から昭和初期の間は、明治以来開発蓄積された技術の確立と、日本型稲作体系が完成し、生産力が急発達した時代であった。 一方では、第一次世界大戦による経済変動を受け、米価の暴騰・暴落がおき、農業経営・農家経済が大きく揺らぐ農村の一大激動期であった。