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中山町誌

第一節 明治期までの農業

 中山町は農耕地(特に田)の老朽度から推察すると紀元五〇〇~六〇〇年頃から農業が形成され始めたものと考えられる。その間の事情を説明する資料がほとんどなく、わずかに『大洲手鑑』所載による「安政三年(一八五六)九月」の戸数が次のように示されているに過ぎないが、武家、神官、僧侶、宿場業務に携わる一部を除き、その大半が農林業であったと推測される。

『大洲手鑑』所載による「安政三年(一八五六)九月」の戸数

 『大洲手鑑』所載による「安政三年(一八五六)九月」の戸数