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中山町誌

二、 四国縦貫自動車道

 日本道路公団が建設を進めていた、高速自動車国道四国縦貫自動車道の松山自動車道いよ西条から川内間三五・六㎞が、平成六年(一九九四)一一月一六日に開通した。
 川内~伊予間の路線についても既に工事が進められており、平成八~九年頃開通の見通しとなっている。
 また、伊予~中山間の路線は、伊予ICから国道五六号の西側の山地部(明神山)をトンネルで通過し、双海町粒野、東峰、高見地区を経て再びトンネルを通過、中山町永木地区に至り、さらに県道永木内子線沿いに内子町に入り、大洲方面へ向かう予定となっている(図6―1参照)。
 この区間は、平成三年一二月一〇日に路線発表があり、平成六年度には用地買収に向けて準備を進めていて、開通は平成一三年頃の見込みである。なお、この区間は地形急竣のため、設計速度を時速八〇キロにおさえ暫定二車線となっているが、四車線分の用地買収を行い将来交通量の増加次第で四車線化する含みを有している。
 四国縦貫自動車道は、徳島から大洲を結ぶ四国瀬戸内側の主要幹線で、将来は今治、小松自動車道と連絡し、さらに本四連絡橋と一体となって、瀬戸内臨海工業地帯の産業経済等の発展に重要な役割を果たすと共に、四国横断自動車道と相まって南予方面の発展にも大きい期待が寄せられている。

図6-1 四国縦貫自動車道路線図

図6-1 四国縦貫自動車道路線図