第Ⅳ期(一・二~一・○万年前)の伝統は、両面加工の石槍を特徴とするが、大形の礫器や剥片石器を伴う。 また九州では、この時期とされる楔形石核や細石刃をもつ石器群に、豆粒大や隆線文等の縄文草創期の土器を伴っている。 いま本町で採集されている石器は、先土器時代(旧石器)に使用されたもの写真1-1①~④に対して、土器の使用が始まる時代の遺物⑤~⑧があり、これは土器時代(新石器)の遺物である。この時代は大きく縄文・弥生時代に区分され、大いに発展した。