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中山町誌

二、 礫器・剥片石器伝統

 Ⅰa期(二万七千年以前)は、鉈(チョッパー)のような礫器、不定形剥片の掻器(スクレパーやツインケン)、錐状先端部を有する剥片利器等で構成される。
 Ⅰb期(二・七~二・三万年前)は、両面加工による斧状石器、チョッパー、大型剥片の掻器、縦長剥片によるナイフ形石器、台形様石器群からなる。
 Ⅰc期(二・三~二・〇万年前)は二期への移行期で、礫器・剥片石器伝統の中に、小形のナイフ形石器が出現する。