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伊予市誌

6 その他の推進方針

 近年の農村は、化学肥料・農薬など農業生産資材の普及で農業生産において高い生産性を確保して来た反面、有機循環農法などの衰退により自然生態系への影響や定住環境の悪化が顕在化してきている。
 このため、農村が有する緑資源の維持培養、自然・定住環境の保全など公益的機能の保持による農村アメニティの向上並びに消費者の安全、健康志向に即した環境に優しい農業の推進を将来的な基本方向として、農林水産省のガイドラインに即し、有機農産物・減農薬農産物・無農薬農産物など家畜糞尿の土壌還元を主体とする自然生態系と調和した農業の普及を推進する。
 また、農業者相互の連携のもとに地域農業を振興し、活力ある農村を築いていくため、関係機関・団体及び農業者組織間の連携強化による青・壮・老各世代間及び女性の適正な役割分担を推進するとともに、若者の確保と農業への定着を推進する。