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伊予市誌

1 伊予市の誕生

 一九五五(昭和三〇)年一月一日を期して伊予市制は実施された(第132図)。
 この日午前一〇時から新庁舎(旧郡中町役場)において、郵政大臣武知勇記、愛媛県知事久松定武、県議会議員沖喜予市、地方事務所長山本、旧四か町村長、旧町村議会代表者、新市職員ら一五〇人が出席して開庁式が行われた。市庁舎玄関には「伊豫市庁」と書かれた表札が掲げられた。
 新市発足当初は市長職務執行者として旧南山崎村長大塚章が就任し、行政機構の整備、事務の遂行に当たった。一九五五(昭和三〇)年二月三日初代市長に城戸豊吉(旧郡中町長)が当選し、合併直後の困難な市政を執行した。