データベース『えひめの記憶』
伊予市誌
1 合併の議決
一九五四(昭和二九)年九月一四日、関係四か町村議会においてそれぞれ合併決議がなされた。南山崎村においては次のとおり議会に提案議決された。
議案第十九号
南山崎村、北山崎村、郡中町及び南伊豫村の合併について
伊豫郡南山崎村、北山崎村、郡中町及び南伊豫村を廃し、その区域をもって伊豫市を設置し昭和三十年一月一日から施行することを愛媛県知事に申請するものとする。
昭和二十九年九月十四日提出
南山崎村長 大 塚 章
(理由)
近来文化交通及び産業等の著しい発達に伴い生活圏が拡大せられ従来の行政区画との不一致を来した。加えて地方行財政の現況に鑑み、行政区域の拡大を必要とするに至った。関係四か町村は地形、交通その他諸般の状況より一体不可分の関係にあり、これが合併により、行財政能力の拡充と産業交通の発展を図り以て住民の福祉を増進せしめんとするものである。
北山崎村・南伊予村・郡中町も同じように合併の議決を行った。