阿弥陀如来 下吾川新川の松前町境の豊円寺にある小さな仏像である。鎌倉時代の仏像は坐像が多く見られるが、この阿弥陀如来像は立像であるので珍しいといわれる。 次の奈良美術館長新納忠之助の鑑定書が保存されている。 鑑 定 一 木造 阿弥陀如来立像 高、壱尺五寸七分 右者鎌倉時代末期ノ優秀ナル御像也 昭和五年三月三日 新納 忠 井上末太郎殿