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愛媛県史 古代Ⅱ・中世(昭和59年3月31日発行)

凡例

一、『愛媛県史』は四〇巻からなり、そのうち通史編は八巻から構成される。本巻は通史編『古代Ⅰ・中世』であって、既刊の『原始・古代I』に続くものである。
一、本巻は、古代国家の形成期から、戦国時代末期の豊臣秀吉の四国統一までを叙述の範囲とした。前記の『原始・古代I』が考古学の立場から叙述しているのに対して、本巻は文献の立場から叙述した。
一、年代はわが国の年号を用い、適宜その下に( )で西暦年代を併記した。
一、出典・史料などは、本文中に( )で示した。その場合、既刊の『資料編古代・中世』に収録されているものについては、(○○文書・一二三)のように、文書名とその整理番号を掲げ、史料の探索を容易にした。
一、執筆にあたっては、多くの方々の研究成果の恩恵を蒙ったが、本巻の性質上、特別な場合を除き、書名を本文中に記述せず、巻末に一括して掲げた。先学の深甚な学恩に心から謝意を表する。
一、本文中では、原則として敬語・敬称を省略した。
一、各章節の執筆者名は本文中に記載することを避け、巻末に執筆分担一覧を掲げて、その責任を明確にした。
一、執筆にあたっては、原則として常用漢字・現代仮名づかいを用いたが、歴史用語・固有名詞等についてはこの限りではない。また難解な用語には、できるだけ振り仮名をつけた。
一、引用史料の本文は原則として記載しない体裁をとった。やむをえず記載した場合は、漢文を仮名まじりの読下し文に改めた。
一、文中の写真・図・表には、それぞれ章ごとに番号を付し、巻末に一覧表を掲げた。