目次

愛媛県史　古代Ⅱ・中世（昭和59年３月31日発行）

序
凡例
第一編　古代
第一章　古代国家の形成
第一節　国造の時代
一　伊予の国造
二　国造と部民
第二節　律令成立期の伊予
一　白村江の戦いと伊予の豪族
二　天武・持統朝期の伊予
三　古代山城永納山
第三節　古代貴族と伊予の湯
一　古代貴族の来浴
二　熟田津
第二章　律令国家の展開
第一節　律令体制下の伊予
一　国郡制
二　国司と郡司
三　条里と開発①
三　条里と開発②
四　駅路と交通
第二節　古代の豪族と農民
一　古代伊予の豪族と農民
二　律令税制と民衆
三　古代豪族の諸相
第三節　律令期の伊予文化
一　国家仏教と国分寺
二　『伊予国風土記』の世界
第三章　律令国家の動揺
第一節　律令体制の変質
一　律令支配の変貌
二　律令税制の解体
三　国郡支配の再編成と富豪層
第二節　海賊の跳梁
一　古代の瀬戸内海と伊予
二　藤原純友の乱
第三節　荘園の成立
一　初期荘園
二　荘園制社会への道
第四節　武士の台頭
第五節　平安期の伊予文化
一　仏教文化の広まり
二　式内社と神階叙位
第二編　中世
第一章　武家政権の成立
第一節　源平の争乱と伊予の武士団
一　平氏政権と伊予
二　源頼朝の挙兵と河野氏の雌伏
三　源氏の攻勢と河野通信の活動
第二節　鎌倉幕府の成立と伊予の御家人
一　伊予の守護と地頭
二　伊予の御家人
第三節　承久の乱と河野氏の没落
一　河野通信の動向
二　河野氏の没落と乱後の社会
第四節　元寇と河野通有の活躍
一　文永の役前後
二　弘安の役の動静
三　通有晩年の活動
第五節　荘園の発展
一　伊予の荘園
二　弓削島荘と瀬戸内海
第六節　鎌倉仏教をになう人々
一　捨て聖一遍
二　大学僧凝然
三　鎌倉期の伊予の寺院
第二章　南北朝の動乱
第一節　建武政権と伊予の動静
一　元弘の乱と河野氏対土居・得能氏
二　長門探題勢の侵入と星岡の戦い
三　内乱初期における河野通盛
四　土居・得能両氏の衰退
第二節　忽那氏の活躍
一　忽那氏の制海権拡大
二　懐良親王の忽那島下向と忽那義範
三　脇屋義助・熊野水軍・足利直冬と忽那義範
第三節　細川氏の侵入と河野氏の対応
一　細川氏の進撃と河野通朝の戦没
二　河野通堯の南朝服属
三　河野通堯の武家方復帰と細川頼之の侵入
第三章　武家社会の発展
第一節　室町幕府と河野氏
一　河野通義と山名氏討伐
二　河野通之・同通久の治世と九州の騒乱
三　河野教通と永享・嘉吉の乱
四　河野教通と同通春との抗争
第二節　守護と国人
一　分国支配の性格
二　河野家臣団の構成
三　伊予国人の諸相
第三節　荘園の再編と解体
一　在地勢力の進出
二　直務と所務請負
三　解体の過程
第四節　物資の流通と水運
一　年貢輸送と梶取
二　塩の商品化と船頭
第四章　戦国の乱世
第一節　応仁の乱と社会の混乱
一　応仁の乱と河野氏
二　応仁の乱後の伊予
三　河野氏の衰退
第二節　諸地域の状勢
一　大除城主大野氏の消長
二　西園寺氏と宇和郡
第三節　瀬戸内海と水軍
一　警固衆の時代
二　村上三家の興亡
三　村上氏の水軍組織
四　倭寇と水軍
第四節　河野氏の滅亡
一　河野氏の周辺
二　南予の戦雲
三　豊臣秀吉の四国征圧
第五節　中世の城郭
一　中世城郭の形成
二　中世城郭の構造
三　中世城郭の終末
第六節　中世後期の伊予文化
一　中世後期の仏教と寺院
二　文芸の発達
あとがき
執筆分担
愛媛県史編さん関係者名簿（昭和五八年四月一日現在）
参考文献一覧