データベース『えひめの記憶』
愛媛県史 社会経済2 農林水産(昭和60年3月31日発行)
二 開拓事業実施基本目標
愛媛県の開拓目標
昭和二二年地方自治法の施行に伴い、県が名実ともに自治体として出発することになったのを契機として、本県においても、開拓事業実施目標を次のとおり自主的に定めた。
愛媛県開拓事業実施基本目標
本県の食糧不足を可及的速やかに解消するため、県土の最高利用を期し、第一に既存耕地の改良による単収増加、第二に開墾可能地の開発を強力に推進し、両方合わせて県内で不足する食糧二〇万石の確保を期待する。前者による増産一〇万石、後者による生産一〇万石を目標にして未墾地の開発にあたり、耕地の一万町歩拡張計画を樹立する。
○耕地拡張五か年計画
昭和二三年一、〇〇〇町歩
〃 二四年二、五〇〇町歩
〃 二五年二、五〇〇町歩
〃 二六年二、〇〇〇町歩
〃 二七年二、五〇〇町歩
干拓事業による
耕地造成 五〇〇町歩
計 一〇、〇〇〇町歩
○入植増反計画
入植者 二、〇〇〇戸
増反者 三〇、〇〇〇戸