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愛媛のくらし(平成10年度)

第3章 家の内・外

 人々の生活は、他の人々とのかかわりのなかで営まれてきた。家の中では家族の一員として、それぞれの役割を果たすことが求められ、そして互いに助け合いながら家の繁栄や永続を図ってきた。さらに、むらという地域社会においても、家あるいは個人としてそれぞれ果たさなければならない役割があった。
 本章では、家族としてのきずなを住まい、神仏の祭祀(さいし)や主婦の役割の視点から探り、また、むらと家とのかかわりをむらの仕組み、つきあいや祭祀の視点から探って、愛媛における人々のくらしの一端を明らかにしようとした。