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えひめ、昭和の記憶 ふるさとのくらしと産業Ⅲ-八幡浜市-(平成24年度「ふるさと愛媛学」普及推進事業)

第3章 モノをつくり、モノをうる

 八幡浜市では、水産加工や造船業など、水産業に関わる製造業が現在も盛んに行われているが、かつては紡績工場が多く立地した歴史がある。また、明治時代には「伊予の大阪」と称されるほどの商業地でもあった。本章では、夏柑カゴや魚網の製造販売、東洋紡績株式会社川之石工場での勤務に焦点を当てて、地域を支え、生活を豊かにしたモノづくりのようすと人々の思いを明らかにしようとした。続いて、八幡浜を中心に南予各地に展開した文具卸売と、中心商店街の再生を目指した取組から、八幡浜商人の心意気を探ろうとした。