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河川流域の生活文化(平成6年度)

(2)生活の満足度

 生活の満足度について13項目の調査をし、その結果を加重平均して満足度指数を求め、「山間」「宇和海」「瀬戸内」と比較してみた(図表2-2-16参照)。これを見ると、「教育」「仕事」「収入」「生活全般」については、これまでの調査の中では(若干ではあるが)最も満足度が高い。また、マイナスの数値(不満)ではあるが、「交通」「保健医療施設」「教育文化施設」等の不満の指数は「山間」「宇和海」「瀬戸内」より低い。一方では、自然環境に対する満足度は今までの調査の中では低く、家庭の人間関係も若干ながら低い。
 各市町村別の満足度については、分布が不連続で数値の信頼度が欠けるため、信頼度の高い「交通」「自然環境」の満足度のみを図表2-2-17であげた。これによると、交通面では、東予の市町村の満足度が高く、肱川流域・松山近郊の市町村の満足度が低いことがわかる。また、自然環境についても、これまでの「山間」や「宇和海」の数値より低いとは言っても、満足度は全般的に高い。特に市域でありながら、西条・大洲の「自然」への満足度が高いのはいずれも水の豊かさが背景にあるのではなかろうか。また肱川、河辺、中山等の山間地も、「自然」の満足度が高い。

図表2-2-16 満足度指数(地域別)

図表2-2-16 満足度指数(地域別)


図表2-2-17 満足度指数(市町村別ー指数の高い市町村順)

図表2-2-17 満足度指数(市町村別ー指数の高い市町村順)