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えひめ、昭和の街かど ―生活を支えたあの店、あの仕事―(平成21年度)

第2節 楽しむ

 愛媛県は自然に恵まれているため、海や山、河川といった自然を主体とした行楽地は多い。また、戦後しばらくは、それぞれの町に芝居小屋や映画館、ダンスホールといった娯楽施設があり、人々はそこに集い楽しんだ。さらに、三津浜(みつはま)競馬場や松山競輪場(昭和25年堀之内(ほりのうち)に開業、平成17年市坪(いちつぼ)に移転。)といった公営のギャンブル場も多くの人々でにぎわった。
 多くの県民に親しまれた行楽施設としては、松山市の梅津寺(ばいしんじ)パーク(写真2-2-1参照。昭和9年開園。海水浴場は明治32年開設。)や道後(どうご)動物園(昭和28年開園。昭和63年より砥部(とべ)町に移転)、今治市の唐子浜(からこはま)パーク(昭和45年オープン、平成13年閉園。)、長浜(ながはま)町の長浜水族館などがあった。
 しかし、高度経済成長期を経て人々の娯楽が多様化したことなどにより、これらの施設の利用客は減少し、廃止されるものが相次いだ。平成21年には梅津寺パークが閉園となり、隣接する梅津寺海水浴場の営業も終了することになった。
 この節では、多くの県民に親しまれた施設として、長浜町にあった水族館と松山市三津浜にあった競馬場を取り上げ、にぎやかだった当時の様子や関係者の思い、地域とのかかわりについて探った。